「Anselm Kiefer - Sag mir wo die Blumen sind」(ゴッホ美術館、アムステルダム市立美術館/2025年3月7日〜6月9日)
2025年春、アムステルダムで戦後ドイツを代表するアーティスト、アンゼルム・キーファーの展覧会「Sag mir wo die Blumen sind」が開催される。本展は、ゴッホ美術館とアムステルダム市立美術館が史上初めて共同で企画した画期的な展覧会であり、2025年3月7日から6月9日まで両館で同時に開催される予定だ。
キーファーは1945年にドイツで生まれ、歴史や神話、哲学などをテーマに作品を制作し、戦後ドイツのトラウマを扱うことで評価を得た。展覧会タイトル「Sag mir wo die Blumen sind」は、1955年にピート・シーガーが発表した反戦歌に由来し、本展では、キーファーの最新作を含む25点の作品が紹介される。
ゴッホ美術館では、フィンセント・ファン・ゴッホとキーファーの深い結びつきが紹介され、ゴッホの絵画とキーファーの初公開作品が並べられ、両者の表現やテーマの重なりが浮き彫りにされる。いっぽうのアムステルダム市立美術館では、キーファーの新作インスタレーションが発表されるとともに、1980年代に同館が収集したキーファーの作品も一堂に展示される。