三連休に見たい展覧会ベスト15【2/5ページ】

川崎市市制100周年・開館25周年記念「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展(川崎市岡本太郎美術館

 川崎市市制100周年・開館25周年記念「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展が13日まで開催中だ。

 本展は、淺井裕介(1981〜)と福⽥美蘭(1963〜)のふたりの現代作家による展覧会であり、アートシーンの第⼀線で活躍するふたりの作家が、岡本太郎と関連づけた⾃作を企画展⽰室に展⽰。本展のために、淺井は川崎市内で採取した⼟を絵具にして巨⼤な新作を制作。福⽥は新作を展⽰するほか、岡本の作品によるインスタレーションを展開。また、常設展⽰室では、ふたりの作家がそれぞれ独⾃の視点で選んだ同館収蔵の岡本作品が紹介されている。

会期:2024年10月12日~2025年1月13日
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
電話番号:044-900-9898
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(1月13日は開館)
料金:一般 1000円 / 高校・大学生、65歳以上 800円 / 中学生以下無料

「Saul Leiter」(art cruise gallery by Baycrew’s)

展示風景より

 日本で高い人気を博す写真家ソール・ライター(1923〜2013)。その個展が、ベイクルーズが運営するアートギャラリー「art cruise gallery by Baycrew’s」(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)で1月13日まで開催されている。レポート記事はこちら

 本展は、没後に発掘されたポジから新たにプリントされた作品44点を日本で公開するものだ。作品の選定は、ソール・ライター財団が監修した。見る角度によって、作品同士がオーバーラップするような構成となっている。ファッションフォトをはじめ、会場に並ぶ大半の作品が初公開となっており、展示作品はすべて購入可能。日本では正式にソール・ライター作品を販売するギャラリーはなく、貴重な機会だ。

会期:2024年10月25日〜2025年1月13日
会場:art cruise gallery by Baycrew's
住所:東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズ ステーションタワ ー3F SELECT by BAYCREW’S 内
開館時間:SELECT by BAYCREW’Sに準ずる
休館日:SELECT by BAYCREW’Sに準ずる
料金:無料

「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」(銀座メゾンエルメス フォーラム

「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」(2024)銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景より
撮影=畠山直哉

 銀座メゾンエルメス フォーラムの「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」が13日で閉幕する。レポート記事はこちら

 本展は、東京国立博物館で開催された同名の展覧会と一連の流れを持って構想されたものだ(東博での内藤礼インタビューはこちら)。東博でも展示された絵画シリーズ「color beginning / breath」のほか、東博では見られなかったモチーフも銀座メゾンエルメス フォーラムには存在しており、ここだけを見ても十分に見応えがあるだろう。

会期:2024年9月7日~2025年1月13日
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階
住所:東京都中央区銀座5-4-1
電話番号:03-3569-3300 
開館時間:12:00〜19:00 ※入場は18:30まで ※開館時間が通常と異なるのでご注意ください。
休館日:水 
料金:無料

Exhibition Ranking