数々の大型展が開催された2024年。今年も昨年同様、とくに人口が集中している首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、中部圏(愛知・岐阜・三重)、関西圏(大阪・京都・奈良・兵庫)の3エリアを対象に、大型展覧会を中心とした数字を振り返る。なお本稿は日本全国の美術館・博物館を網羅するものではなく、あくまで一側面だということを補足しておきたい。
*中部・関西地域としては例外だが、金沢21世紀美術館も調査対象としている。対象展覧会は2024年1月1日〜12月13日の期間に開催されていたもので、2023年からまたぐものも含む。12月1日時点で開催中の展覧会については回答時の数字(日数・入場者数)を記載している。なお館や主催者の意向で回答がなかったもの・数字を公表していないものは含んでいない。