今週末に見たい展覧会ベスト15。荒川ナッシュ医、松谷武判の個展から、ポーラ美術館の「カラーズ」展まで【4/4ページ】

小西真奈 Wherever(府中市美術館

Untitled 2023 キャンバスに油彩 作家蔵

 東京都の府中市美術館で、画家・小西真奈による個展「小西真奈 Wherever」が開催される。会期は12月14日〜2025年2月24日。

 本展は、小西にとって美術館における初の大規模個展であり、会場では絵画約100点(油彩画約80点、鉛筆・水彩画約20点)を展示予定。VOCA賞を受賞した2点の作品や、コロナ禍の時期に描かれたという自宅周辺の風景など、2000年代の代表作を精選。近作から新作に至るまで余すところなく紹介する機会となる。

会期:2024年12月14日〜2025年2月24日
会場:府中市美術館 2階企画展示室
住所:東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル) 
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は16:30まで 
休館日:月(ただし、1月13日、2月24日は開館)、12月29日~1月3日、1月14日
料金:一般 800円 / 高校・大学生 400円 / 小・中学生 200円

HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―(山種美術館

 東京・広尾の山種美術館で、特別展「HAPPYな日本美術―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―」が開催される。会期は12月14日〜2025年2月24日。

 本展では、伊藤若冲《鶴図》や川端龍子《百子図》に見られるような、長寿や子宝、富や繁栄など、人々の願いが込められた美術に焦点を当て、松竹梅や七福神をはじめ、現代においてもラッキーなモチーフと言える作品を紹介。また、《埴輪(猪を抱える猟師)》など、ユーモラスかつ幸福感のある表現や情景など、見る者を楽しく幸せな気持ちにする力を持った作品もあわせて展示されるという。

会期:2024年12月14日〜2025年2月24日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36 
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、1月13日、2月24日は開館)、1月14日、12月29日~1月2日
料金:一般 1400円 / 中学生以下無料

石岡瑛子Iデザイン(島根県立石見美術館

 島根県立石見美術館で、特別展「石岡瑛子 I デザイン」の巡回展が開催される。会期は12月14日〜2025年2月24日。兵庫県立美術館でのレポートはこちら

 石岡瑛子(1938~2012)は、日本のデザイナーでアートディレクター。1961年に資生堂宣伝部へ入社。前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し、独立後は1970年代にはPARCO、角川文庫など時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザインなどを手がけてきた。80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移して以降は、美術および衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を得た。

 本展は、石岡のデザインを中心とした仕事を振り返りながら、今日にも通じるその仕事をたどるものとなる。

会期:2024年12月14日〜2025年2月24日
会場:島根県立石見美術館
住所:島根県益田市有明町5-15 島根県芸術文化センター「グラントワ」内
電話番号:0856-31-1860(グラントワ代表) 
開館時間:10:00〜18:00 
休館日:月(ただし、2月11日は開館)、12月28日〜1月3日、2月12日
料金:一般 1000円 / 大学生 600円 / 小中高生 300円

Exhibition Ranking