今週末に見たい展覧会ベスト13。「はにわ」からヨシロットン、川端龍子+高橋龍太郎コレクションのコラボまで【4/4ページ】

今週開幕

川端龍子+高橋龍太郎コレクション コラボレーション企画展「ファンタジーの力」(大田区立龍子記念館)

 大田区立龍子記念館で、川端龍子+高橋龍太郎コレクション コラボレーション企画展「ファンタジーの力」が12月7日より開催される。

 日本屈指のアートコレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎のコレクションを、日本画家である川端龍子(1885〜1966)の作品とともに展示するコラボレーション企画展。好評だった2021年の「川端龍子vs.高橋龍太郎コレクション」に引き続き開催される本展は、「ファンタジー」をテーマに、高橋龍太郎コレクションが所蔵する草間彌生や李禹煥、奈良美智、加藤泉、丸山直文、宮永愛子ら20名を超える作家たちの作品を川端龍子の作品とともに展示。さらに新たな試みとして、ブックディレクター・幅允孝が各章のテーマに沿って選書した本を展示室に設置し、来館者がアートと本をとおして想像の扉を開くことができるよう構成される。

会期:2024年12月7日~2025年3月2日
会場:大田区立龍子記念館
住所:東京都大田区中央4-2-1
開館時間:9:00~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日は開館し、その翌日に休館)、12月29日~2025年1月3日
料金:一般 1000円 / 中学生以下 500円

「⾕中佑輔 弔いの選択」(十和田市現代美術館)

 十和田市現代美術館で「谷中佑輔 弔いの選択」が開催される。

 谷中佑輔は1988年⼤阪府⽣まれ。2012年に京都市⽴芸術⼤学美術学部彫刻専攻を卒業し、14年に京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科彫刻専攻を修了した。現在はドイツ、ベルリンを拠点に、彫刻とダンスをおもな表現形式として作品制作を⾏い、展覧会や舞台公演を横断しながら作品を発表している。美術館での初個展となる本展では、⽼いや病気、怪我、障害といったすべての⾝体が本質的にはらむ脆弱性と、それを克服しようと⽇々進化する医療技術が人々に抱かせる欲望や儚い希望、また必ずしも思い通りにならない脆さを抱えながら⽣きることなどについて考察し、新作のインスタレーションや彫刻、映像インスタレーション、パフォーマンスを発表する。

会期:2024年12月7日~2025年3月23日
会場:十和田市現代美術館
住所:青森県十和田市西二番町10-9
電話番号:0176-20-1127
開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月、12⽉23⽇〜1⽉1⽇、1⽉20⽇〜24⽇(祝⽇の場合はその翌⽇が休館)
料金:⼀般 1800円(常設展含む)/ ⾼校⽣以下無料

「春望 Gazing at Spring」(The Terminal Kyoto)

 コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)の自主企画による展覧会「春望」が、築92年の京町家「The Terminal Kyoto」で開催される。

 2022年の上海ロックダウンを経験し、その時から人間と社会、そして変わらずそこにある自然について考えを巡らせてきたというコダマシーン。パーソナルな動機を発端としつつ、信頼するアーティストたちに声をかけ、伝統的な町屋建築の中に様々な「山水画」が見られるような展覧会をつくりあげる。参加作家は方巍、UMA、宙宙、谷川美音、山口遼太郎。

会期:2024年12月7日〜22日
会場:The Terminal Kyoto (築92年の京町家)
住所:京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
開館時間:9:30〜18:00
休館日:無休
料金:無料

「庭と織物──The Shades of Shadows」(HOSOO GALLERY)

 京都のHOSOO GALLERYで、企画展示「庭と織物──The Shades of Shadows」が開催される。

 本展では、日本庭園・能楽の研究者である原瑠璃彦、建築デザインスタジオALTEMY、そしてHOSOOの西陣織の職人が協業し、日本庭園をテーマに生み出された、織物、映像、音からなる総合的なインスタレーションが公開される。展示される織物は特殊な箔糸を使用しており、緯糸には特定の色が存在しない。鑑賞者が 特殊な照明の下で視点を変えながら鑑賞することで、初めて色が浮かび上がる。本展では、映像や織物を用いたインスタレーションを通じて、多様な時間の積層や、光と影、静と動が交錯する庭の姿を表現し、庭と織物に新たな視点を提示する。

会期:2024年12月7日~2025年3月16日
会場:HOSOO GALLERY
住所:京都府京都市中京区柿本町412
開館時間:10:30~18:00(祝日・ 年末年始を除く、入場は閉館の15分前まで)
料金:無料

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2025.01.04 - 01.25
太田記念美術館
渋谷 - 表参道|東京