カナダ・モントリオールで2000年にスタートし、現在は世界7都市で展開するデジタルアートと電子音楽の祭典「MUTEK(ミューテック)」。19年はモントリオールで20周年を迎え、8月20日~25日までの6日間にわたり、25ヶ国以上から150組のアーティストを招聘。100コンテンツのデジタル・クリエイティビティに特化した国際的なカンファレンスを展開し、2万人以上の動員を記録した。
そして今回、日本で4回目となる「MUTEK.JP」が、12月11日から15日までの計5日間、渋谷の5会場で開催される。見どころは、真鍋大度率いる「Rhizomatiks Research」と、ダンス・カンパニー「ELEVENPLAY」、そしてアメリカのメディア・アーティスト、カイル・マクドナルドのコラボレーションによる最新ダンスパフォーマンス《discrete figures》。本作は、各分野のプロフェッショナルが集まり、機械学習テクノロジーとインタラクティブなダンスを混合させた壮大なショーケースだという。
このほか、第22回文化庁メディア芸術祭で大賞を受賞した古舘健によるオーディオビジュアルショーや、アルスエレクトロニカの「Digital Musics & Sound Art」部門でゴールデン・ニカ賞(大賞)を受賞したサウンド・アーティスト、黒川良一によるオーディオビジュアル・パフォーマンス《subassembles》の日本初披露など、今年も充実のラインナップとなっている。
計5日間にわたって5会場で様々なプログラムが繰り広げられる本企画。そのうち6つは有料のプログラムであり、すべてのプログラムへの参加希望者は「5日間パスポート」を購入すると、全会場を自由に行き来する事ができる。また、各プログラムごとのチケットも購入可能だ。
デジタルアートの可能性を探求する国内外のアーティストが集結する貴重な機会。独創的かつ革新的なコンテンツを体感したい。