売上の10パーセントを認定NPO法⼈「キッズドア」に寄付。THE CLUBがチャリティー展を開催へ

アート界の次世代を担う子供たちの教育を支援するため、銀座のギャラリー・THE CLUBが国内外のアーティスト11名とともにチャリティー展「THE CLUB Collective – Echoes 子どもたちへ」を開催する。会期は12月23日〜2022年1月20日。

オリバー・ビア Cyanotype drawing for Composition for Mouths (Songs My Mother Taught Me) Ⅲ 2021 Courtesy Galerie Thaddaeus Ropac

 昨年の春に行われた救済基金「COVID 19 Relief Fund」に続き、銀座のギャラリー・THE CLUBが国内外のアーティスト11名とともにチャリティー展「THE CLUB Collective – Echoes 子どもたちへ」を開催する。

 本展は、アート界の次世代を担う子供たちの教育を支援することを目的にするもの。売上の10パーセントは、認定NPO法⼈「キッズドア」に寄付されるという。

 キッズドアは2007年設立以来、日本の「子供の貧困」という社会課題に向き合い、経済的に厳しい家庭の子供たちを対象に無料の学習支援や居場所などを提供する活動を展開。義務教育だけでなく、大学までの支援や職業体験支援も行っている。

THE CLUB

 いっぽうのTHE CLUBは、アートの力を通して人々をつなぎ、社会をゆたかにすることに取り組んでいる。教育の格差をなくし、すべての子供たちが平等に知識を深めることや、自らの意志でキャリアや生き方を選ぶことのできる基盤づくりという思いから、今回のプロジェクトを企画した。

 参加アーティストは、猪瀬直哉、今坂庸二朗、小瀬真由子、オリバー・ビア、コア・ポア、近藤正勝、デタニコ レイン(アンジェラ・デタニコとラファエル・レイン)、ニコラス・ハットフル、ピエール=エリィ・ド・ピブラック、山下紘加、ライアン・サリバンの11名。

猪瀬直哉 Where is my home 2021 ©️ THE CLUB
今坂庸二朗 Shades of Recollection #3 2008 ©️ THE CLUB

 展示作品が完売した場合は、約100万円〜120万円の金額が寄付。寄付金は、キッズドアの活動において職業体験や英語の教育活動に充てられるという。

 THE CLUBは声明文で、「本展覧会を通じ、アートの力で皆様の心がゆたかになり、一緒に手を取り合ってアート界の次世代を担う子供たちへのチャンスに繋げられれば幸いです。アートによる社会貢献が、さらに日本の社会に浸透していく一助になればと考えています」とコメントしている。

編集部

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