KOTARO NUKAGAが六本木に2つ目のスペースをオープン。こけら落としは松山智一の個展

TERRAD ART COMPLEXに入居する現代美術ギャラリー「KOTARO NUKAGA」が、5月22日に新たなスペースをオープン。こけら落としは松山智一の個展「Boom Bye Bye Pain」となる。

新設スペースのファサードイメージ

 2018年に東京・天王洲に位置するTERRADA Art Complex内にオープンした現代美術ギャラリー「KOTARO NUKAGA」。同ギャラリーが5月22日、新たなスペースを六本木にオープンさせることを発表した。

 新スペースは、多くのギャラリーが集積する六本木のピラミデビル内にオープン。KOTARO NUKAGAはこのスペースの新設について、「六本木は国内外から様々な目的や文化を持つ人々が交差するエリアです。行き交う人々に、日常体験のひとつとして深度のある現代アートに触れる機会を提供したいとの思いから、スペースの新設に踏み切りました」としており、今後は、天王洲と六本木の両スペースの特徴を生かした展示や相関性を持った展示を行うという。

 六本木の新スペースでは、こけら落としとして、ニューヨークを拠点とする松山智一の3年ぶりとなる日本での個展 「Boom Bye Bye Pain」を開催する。

 松山智一は1976年岐阜県生まれで、現在はニューヨーク在住。ペインティングを中心に彫刻やインスタレーションも手がけ、東洋と西洋、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素が見られる作品で知られる。これまでに米国内の主要都市のほか、ドバイ、上海、香港、台北、ルクセンブルグなど世界各地で展覧会を開催。2020年にはJR新宿駅東口広場のアートスペースで巨大彫刻を設置し、話題を集めた。本展では大作を含む約15点の新作を発表する。

松山智一
松山智一 Spiracles No Surprises 2021

編集部

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