「幻の作家」岡上淑子。シルクスクリーンを展示する個展がThe Third Gallery Ayaで開催

1950年代のわずか7年ほどに多くのフォトコラージュ作品を制作した「幻の作家」岡上淑子。そのシルクスクリーン作品による岡上淑子展「呼び声」が、大阪・肥後橋のThe Third Gallery Ayaで開催される。

(c)OKANOUE Toshiko

 岡上淑子展「呼び声」が、大阪・肥後橋のThe Third Gallery Ayaで開催される。

 岡上は1928年、高知県出身。1950年から『LIFE』などの海外のグラフ誌や、『VOGUE』『Harper's BAZAAR』などのファッション誌を素材とした数多くのフォトコラージュ作品を生み出す。時代を反映した報道写真と、最先端のモードを鮮やかに対比させた、独特の世界観をつくりあげた。

 岡上は瀧口修造に見出されながらも、その活動はわずか7年で終止符が打たれた。しかしながら2018年の高知県立美術館での個展「岡上淑子コラージュ展―はるかな旅」を皮切りに、19年には東京都庭園美術館で個展「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」も開催、再評価の機運が高まり、その作品は現在、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、栃木県立美術館、高知県立美術館のほか、ヒューストン美術館やニューヨーク近代美術館、M+などにも収蔵されている。

 The Third Gallery Ayaでは、岡上のコラージュ作品のシルクスクリーンをこれまで10枚作成。それに加えて、1セット5枚のシルクスクリーンを制作した。いずれも岡上淑子自身のサインが入っており、今回の個展ではその15枚が一堂に並ぶ。

編集部

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