2019.11.2

「窓展」も無料。文化の日に観覧無料となる美術館・博物館をチェック

11月3日は文化の日。これを記念して観覧無料となる主要な美術館・博物館をピックアップしてお届けする。

 

東京国立近代美術館の「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」より、ゲルハルト・リヒター《8枚のガラス》(2012)

「文化の日」に当たる11月3日は、各地の美術館・博物館で無料観覧が行われる。そのなかから、主要なものをピックアップ。

 まず注目したいのが、東京・竹橋の東京国立近代美術館だ。同館では現在、企画展「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」と企画展「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」が開催されており、このふたつともが無料となる。

 窓展は、「窓学」総合監修を務める建築史家・建築批評家の五十嵐太郎が学術協力し、人々の暮らしに身近な「窓」に焦点を当て、国内外の芸術・建築作品を紹介するもの。いっぽうの「鏑木清方展」は、44年ぶりに発見された鏑木清方の《築地明石町》など3作品を含む、清方の代表作が並ぶ展示となっている。

 同じく東京・六本木の国立新美術館では、現代美術作品において様々なかたちで表れる「文学」に焦点を当てることを試みる展覧会「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」が無料となる。

 神奈川県立近代美術館は葉山館と鎌倉別館を無料開放。葉山館では「日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク」および「コレクション展 音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽」が、鎌倉別館では「鎌倉別館リニューアル・オープン記念展 ふたたびの『近代』」が開催中だ。

 開館30周年記念の「バースデー・ウィークエンド」を開催している横浜美術館では、3日はコレクション展「東西交流160年の諸相」が無料に。広島市現代美術館では全館を無料開放し、企画展「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」を含む展覧会が鑑賞できる。

 このほか、東京国立博物館国立国際美術館京都国立近代美術館などコレクション展を無料で楽しめる館も。ぜひお近くの美術館・博物館情報をチェックしてほしい。

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