東京・六本木のギャラリー・アートアンリミテッドは、現在、目黒区美術館で開催されている齋藤芽生の個展「線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅲ 齋藤芽生とフローラの神殿」に合わせて、気鋭の作家4名によるグループ展を展開。展覧会タイトルを「Out of Flora」として、各作家がフローラ(花の精)に導かれるなかで生み出された様々な表現を取り上げている。会期は11月22日まで。
参加作家は、想像力あふれるイメージを鮮やかな色彩で表現する大竹彩子、図鑑のように複数の絵画と言葉で社会を描く齋藤芽生、人間の身体と動植物を一体化させた細密な切り絵作品を手がける盛田亜耶、ユポ紙にみずみずしい色彩を乗せたドローイングで知られる吉澤美香。
植物をモチーフに擬人化した作品や、花言葉に意味を重ねたものなど、計約20点で展開される華やかな展示空間を楽しみたい。