杉本博司の「杉本文楽」がアメリカに初上陸。「Japan 2019」の一環として

日本美術や伝統芸能、現代演劇、ポップカルチャーなどの日本文化を海外に向けて発信する取り組みとして、国際交流基金がアメリカで展開している「Japan 2019」。そのプログラムのなかで、杉本博司が手がけた文楽『杉本文楽 曾根崎心中』がアメリカで初上演される。

 

『杉本文楽 曾根崎心中』より (C)Hiroshi Sugimoto/ Courtesy of Odawara Art Foundation

 現代美術家・杉本博司による人形浄瑠璃文楽『杉本文楽 曾根崎心中』が、アメリカで初上演される。

 同作は、近松門左衛門の人形浄瑠璃を下敷きに、杉本博が構成、演出、舞台美術を手がけたもの。映像は杉本とともに束芋も制作に加わっている。2011年8月に初演された後、ヨーロッパ公演(2013年9月~10月)を経て、14年には日本凱旋公演が行われた。

 今回の上演は、パリで日本の芸術と文化を紹介した祭典「ジャポニスム 2018:響きあう魂」に続くものとして、アメリカで日本文化を海外に向けて発信する取り組み「Japan 2019」の一環。ニューヨークのリンカーン・センターを舞台に、同館の芸術祭「リンカーン・センター ホワイト・ライト・フェスティバル」でオープニングを飾る。

『杉本文楽 曾根崎心中』より (C)Hiroshi Sugimoto/ Courtesy of Odawara Art Foundation
『杉本文楽 曾根崎心中』より (C)Hiroshi Sugimoto/ Courtesy of Odawara Art Foundation

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