金沢21世紀美術館の5代目館長に、キュレーター・鷲田めるろが4月1日付で就任する。それに伴い、2021年4月から館長を務めた長谷川祐子は退任となる。
鷲田は1973年京都府生まれ。東京大学大学院美術史学専攻修士課程修了。99年から2018年まで金沢21世紀美術館キュレーターを務め、妹島和世+西沢立衛/SANAA、アトリエ・ワン、島袋道浩、坂野充学などの個展のほか、「金沢アートプラットホーム2008」「3.11以後の建築」「起点としての80年代」などのグループ展を手がけた。また、2017年には「第57回ヴェネチア・ビエンナーレ」日本館キュレーターとして岩崎貴宏の個展を企画。18年4月よりフリーランスで活動し、あいちトリエンナーレ2019にはキュレーターとして参加した。20年4月より十和田市現代美術館館長に就任した。今年4月からはキュレーター・批評家の四方幸子が同館の館長を務めることとなった。
なお、金沢21世紀美術館は、大規模修繕のため2027年5月~28年3月頃に長期休館が予定されている。