コスチューム・アーティスト、ひびのこづえの展覧会が三菱地所アルティアムで開催。「みる・きる・つくる」で体験する作品世界

演劇やダンス、映画、テレビ番組など他分野で衣装を手がけるコスチューム・アーティスト、ひびのこづえの展覧会「ひびのこづえ展『みる・きる・つくる』」が、福岡の三菱地所アルティアムで開催される。本展ではひびのの作品世界を紹介するほか、様々なイベントも開催。会期は7月20日〜8月25日。

2017・2018KAATキッズ・プログラム『不思議の国のアリス』 振付・演出=森山開次 撮影=宮川舞子

 ひびのこづえは1958年生まれ。82年に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業し、88年からコスチューム・アーティストとしての活動を開始。テレビ番組のセット衣装から演劇、歌舞伎、ダンス作品の衣装まで、様々な分野で多くの作品を生み出してきた。昨年4月には千葉・市原湖畔美術館で展覧会「60(rokujuu) ひびのこづえ展」を開催。今年は「瀬戸内国際芸術祭2019」への参加が決定している。

 ダイナミックなかたちや色で、子供から大人まで引き込む魅力を持つひびのの作品。その世界を紹介する展覧会「ひびのこづえ展『みる・きる・つくる』」が、福岡の三菱地所アルティアムで開催される。

NODA・MAP公演『贋作 桜の森の満開の下』(2018) 衣装デザイン画

 本展では、30年を超えるひびののクリエーションを余すところなく紹介。ダンス作品『不思議の国のアリス』(振付・演出=森山開次)の衣装や、野田秀樹率いるNODA・MAPの数々の舞台衣装など、近年の作品から代表作までを展示する。加えて会場には、世界にひとつだけのバッグやワンピースのほか、実際に試着できる服やヘッドピースも並ぶ。

ダンスパフォーマンス『WONDER WATER』 撮影=出口敏行

 また会期中には、ひびのによるワークショップが開催されるほか、ハンカチやアクセサリーを揃えた期間限定ショップもオープン。MARK IS 福岡ももちには、サテライト展示としてひびのによる「水の生き物たち」のインスタレーションが出現する。こちらもあわせてチェックしたい。

編集部

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