ひびのこづえは1958年生まれ。82年に東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業し、88年からコスチューム・アーティストとしての活動を開始。テレビ番組のセット衣装から演劇、歌舞伎、ダンス作品の衣装まで、様々な分野で多くの作品を生み出してきた。昨年4月には千葉・市原湖畔美術館で展覧会「60(rokujuu) ひびのこづえ展」を開催。今年は「瀬戸内国際芸術祭2019」への参加が決定している。
ダイナミックなかたちや色で、子供から大人まで引き込む魅力を持つひびのの作品。その世界を紹介する展覧会「ひびのこづえ展『みる・きる・つくる』」が、福岡の三菱地所アルティアムで開催される。
本展では、30年を超えるひびののクリエーションを余すところなく紹介。ダンス作品『不思議の国のアリス』(振付・演出=森山開次)の衣装や、野田秀樹率いるNODA・MAPの数々の舞台衣装など、近年の作品から代表作までを展示する。加えて会場には、世界にひとつだけのバッグやワンピースのほか、実際に試着できる服やヘッドピースも並ぶ。
また会期中には、ひびのによるワークショップが開催されるほか、ハンカチやアクセサリーを揃えた期間限定ショップもオープン。MARK IS 福岡ももちには、サテライト展示としてひびのによる「水の生き物たち」のインスタレーションが出現する。こちらもあわせてチェックしたい。