EXHIBITIONS

60(rokujuu) ひびのこづえ展

2018.04.06 - 06.24

カエルのたまご 写真=与田弘志

「60(rokujuu) ひびのこづえ展」 メインビジュアル

展示作品「チェシャ猫」、「海藻」、「FACE」のためのドローイング

新作公演「FLY、FLY、FLY」のためのドローイング

新作公演「FLY、FLY、FLY」のための衣装ー照明スタンド

WONDER WATER 2017 提供=珠洲市

カエルのたまご 写真=与田弘志

 広告や演劇、ダンス、バレエなど多岐にわたる場で発表を行うコスチューム・アーティスト、ひびのこづえによる展覧会が開催される。

 ひびのは静岡県生まれ、東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』のセット衣装を担当するほか、中村勘三郎主演の歌舞伎『コクーン歌舞伎・三人吉三』『野田版 研ぎ辰の討たれ』、現代劇の野田秀樹作・演出の『足跡姫』などの舞台衣装に携わる。「ちいさな生きもの研究所」ワークショップを毎月、渋谷LOFT 6階で開催中。2018年はダンス「サーカス」(新国立劇場)、ダンス「不思議の国のアリス」(KAAT)にて衣装を担当するほか、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」への参加を予定している。

 本展のみどころは、会期中に開催されるパフォーマンスプログラム。展示室内が劇場に変わり、ひびのが制作した衣装を身にまとったダンサーによるパフォーマンス公演が全10回行われる。また、新作を含む作品約50点を展示。ひびのの手がけた服の数々が市原湖畔美術館のユニークな展示空間全体にひとつの大きなインスタレーションとなるように展開され、鑑賞者は服を見ながら着る感覚も体験することができる。