MA2 Galleryが「女性」をテーマにした展覧会を開催。高田安規子・政子、ジョゼフ・コーネルら7組が参加

「女性」をテーマにした展覧会「WOMAN - 鋼と柳」 が、東京・恵比寿のMA2 Galleryで開催される。参加作家は榮水亜樹、薄久保香、高田安規子・政子、樋口明宏、キキ・スミス、ローラ・ランカスター、ジョゼフ・コーネルの7組。会期は7月13日〜8月3日。

高田安規子・政子 Vase 2017 撮影=長塚秀人

 社会における女性の立場を訴える様々なムーブメントが、SNSなどの力を借りてより大きな波を持つようになった今日、「女性」をテーマにした展覧会「WOMAN  - 鋼と柳」が、東京・恵比寿のMA2 Galleryで開催される。

 本展は、声高に「女性」をテーマに制作したのではなく、意識的・無意識的に「女性ならでは」の感覚が内包されているような作品を厳選して展示。現代の人々がどこに「女性らしさ」を見るのか、強いメッセージだけでは掬いきれないものを、アート作品を通じて感じるための機会とする。

薄久保香 Umeko-「偶然の実験」より 2019
樋口明宏 積木 - Venus 2019

 参加作家は日本から、緻密な点を幾重にも重ねた白色の絵画を制作する榮水亜樹、幻想的な絵画を通して現代のリアリティについて問いかける薄久保香、身近なものに手を加えることで、モノの大きさの尺度や時間の認識について問いかける一卵性双生児のユニット「高田安規子・政子」、本物の蛾や甲虫の標本にスコープを使って繊細な模様を描く樋口明宏の4組。

 海外からは、身体やフェミニズムをテーマにした作品を手がけるキキ・スミス、写真イメージを用いて記憶と忘却を表現するローラ・ランカスター、「箱」のシリーズやコラージュで知られるジョゼフ・コーネルが参加する。

編集部

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