NEWS / EXHIBITION - 2019.5.26

現代美術に潜む文学のあり方を探る。ミヤギフトシ、田村友一郎、豊嶋康子ら参加のグループ展が国立新美術館で開催へ

東京・六本木の国立新美術館で、グループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」が開催される。本展では、作品において様々なかたちで表れる「文学」に焦点を当て、北島敬三、小林エリカ、ミヤギフトシ、田村友一郎、豊嶋康子、山城知佳子の6名を紹介。会期は8月28日〜11月11日。

小林エリカ わたしのトーチ 2019 作家蔵 ©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery 撮影=野川かさね

 東京・六本木の国立新美術館で、グループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」が開催される。

 視覚芸術との類縁関係をめぐる議論が、様々な時代・場所で繰り広げられてきた「文学」。本展はこれをテーマに掲げ、現代美術における文学の多様な表れ方を展観する。

 ミヤギフトシ From the Palace on the Hill #2 「物語るには明るい部屋が必要で」より 2019 作家蔵 ©Futoshi Miyagi

 参加作家は、白い衣装を身にまとった人物を定点観測のように撮影する「PORTRAITS」シリーズで知られる写真家・北島敬三、放射能などの目に見えないものや時間、歴史、家族などをモチーフに幅広い制作を手がける小林エリカ、社会政治的事象やセクシャリティの問題を扱う「American Boyfriend」シリーズで知られるミヤギフトシ。

 田村友一郎 マダガスカルの石 2017 Yuka Tsuruno Gallery蔵 ©Yuichiro Tamura Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery

 そして、既存のイメージやオブジェクトを起点としたインスタレーションで知られる田村友一郎、既成品や木材など幅広い素材に手を加え、事物のなかに複数の見え方が表出する作品を手がける豊嶋康子、沖縄における米軍基地や戦争の問題を掘り下げ、様々な概念の境界を問い直してきた山城知佳子の6名だ。

 本展では、こうした国内外で活躍する作家たちの作品を紹介。様々に立ち現れる「文学」は、私たちをいつもとは違う場所に誘ってくれることだろう。

 山城知佳子 チンビン・ウェスタン『家族の表象』 2019 作家蔵 ©Chikako Yamashiro Courtesy of Yumiko Chiba Associates