2018年3月に惜しまれつつ閉館したBankART Studio NYK。11月には「BankART Station」「BankART SILK」「BankART Home」の3箇所を主な拠点とすることを発表した。
今回、みなとみらい線新高島駅地下1階の使用されなくなったバイパス部分にオープンするBankART Stationおよび、東急東横線廃線跡の高架下を活用した「R16スタジオ」で、グループ展「雨ニモマケズ」が開催される。
R16スタジオは、これまでの横浜市における約13年間の創造都市施策の歩みを検証する「Creative Network」の一環として、期間限定で開かれたスタジオ兼アトリエ。すでに土屋信子、渡辺篤などのアーティストや、建築家グループなどが滞在している。
本展ではこれら2つの「ボイド空間」を往来しながら、古くから続く街と新都市を接続する部分に、アーティストはどのように関わることができるかを探る。参加作家はowowbund1871、小田原のどか、開発好明、金子未弥、363table、Sha-Ba、高橋啓祐、土屋信子、西原尚、nitehi works、マツダホーム、松本秋則、村田峰紀、山下拓也、渡辺篤。
なお、18年5月から営業を行っているBankART Homeに続き、BankART SILKは2月1日からの「高橋啓祐 映像と身体」展を皮切りに始動。本展会場のBankART Stationも8日にグランドオープンを果たしたばかりだ。3つの拠点で動き始めるBankARTのこれからに、期待が高まる。