横浜美術館で「美術館と国際展を巡る連続講座」が開催。ラクス・メディア・コレクティヴや岡田利規らが登壇

2020年に第7回の開催を迎える「ヨコハマトリエンナーレ2020」。その開催を前に、横浜美術館で「美術館と国際展を巡る連続講座」と題した連続講座が3回にわたって開催される。

ラクス・メディア・コレクティヴ。左から、ジーベシュ・バグチ、モニカ・ナルラ、シュッダブラタ・セーングプタ 撮影=田中雄一郎 写真提供=横浜トリエンナーレ組織委員会

 2011年よりヨコハマトリエンナーレの舞台となってきた横浜美術館。20年には第7回のヨコハマトリエンナーレが開催される同館で、国際展をきっかけに拡大しつつある美術館の可能性と課題について検証するイベント「美術館と国際展を巡る連続講座」が3回にわたって開催される。

 連続講座では、「展示/鑑賞」「キュレ―ション」「建築」をテーマに各分野の専門家を招へい。第1回はチェルフィッチュ主宰の岡田利規を講師に迎え、「美術館という箱はオルタナティヴな劇場になりうるか?」をテーマに開催。

 続く第2回では、ヨコハマトリエンナーレ2020でアーティスティック・ディレクターを務めるラクス・メディア・コレクティヴから、ジーベシュ・バグチとモニカ・ナルラが登場。これまでマニフェスタ(2008)や上海ビエンナーレ(2016-17)をキュレーションしてきた経験をもとに、「国際展をキュレーションすること」をテーマに講演を行う。

 最終回「美術館という建築物と展覧会の関係」では、「ヨコハマトリエンナーレ2017」の空間設計に携わった藤原徹平と、横浜美術館で個展開催の経験もある美術家・金氏徹平が登壇。展覧会と建築の関係について、また、アーティストの視点から見た美術館建築の機能性や可能性について、実践を踏まえた話を展開する。

編集部

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