身体をめぐる深い思索から生まれた作品群が横浜に。「横浜ダンスコレクション2019」の見どころをチェック
「横浜ダンスコレクション2019」が、横浜赤レンガ倉庫1号館と横浜にぎわい座のシャーレの2会場で3週にわたって開催される。24回目の開催となる今回は「METHOD / SPACE / PRESENCE」をキーワードに、独自の表現を確立し、国際的に活躍するアーティストを取り上げるという。
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1996年より毎年開催されている「横浜ダンスコレクション」。24回目を迎える2019年は「METHOD / SPACE / PRESENCE」をキーワードに、独自の表現を確立し、国際的に活躍するアーティストを取り上げる。
オープニング・プログラムでは、エラ・ホチルドによる『Futuristic Space』が上演される。振付家、ダンサーとして、イスラエルを拠点に世界的に活動を行うエラ・ホチルド。インバル・ピント&アブシャロム・ポラック・ダンスカンパニー、バットシェバ舞踊団でダンサーとして活躍後、2010年以降は自身の身体言語をつくりあげ、多様なアーティストとの共同制作に取り組んでいる。日本では、森山未來との共同振付による『JUDAS, CHRIST WITH SOY』が、HONMOKU AREA-2(2015)、横浜赤レンガ倉庫1号館(2017)で上演され、大きな話題を呼んだ。
今回が世界初演となる『Futuristic Space』は、数千年後の未来を物語の舞台に、大きな災害後に生き残り構築されていく社会のイメージや、自然と対峙する人類の弱さに迫るもの。舞台上では、大巻伸嗣による《Liminal Air-Space-Time》が融合するという。
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そのほか、世界の振付の現在地に触れることができるコンペティションや、ダンスの魅力を開く屋外パフォーマンスなどの多彩なプログラムが、横浜赤レンガ倉庫1号館と横浜にぎわい座・のげシャーレの2会場で3週にわたって開催される。
身体を巡る深い思考や一貫した創作コンセプトを結晶化し、多様なアートフォームを越境しながら独自のメソッドを獲得してきたアーティストたち。多彩なプログラムを堪能できる横浜ダンスコレクション2019は、情報過多の現代において、そのような時空に共存することで、表現の特異性と創造の豊穣を知覚する機会となることを試みる。
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