花などの静物写真から、ポートレート、そしてヌードまで、官能的な写真を生み出し続けた20世紀アメリカを代表する写真家のひとり、ロバート・メイプルソープ(1946〜89)。その没後30年に当たる今年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で会期が1年にわたる回顧展「Implicit Tensions: Mapplethorpe Now」が開催される。
グッゲンハイム美術館は、1993年にロバート・メイプルソープ財団より約200点の写真作品をはじめとする寄贈を受けており、本展ではその寄贈作品も紹介される。
展覧会は2期に分かれており、第1期では寄贈作品のなかから、初期のポラロイド作品、ヌード、花、著名人のポートレート、SMをテーマにしたもの、そしてセルフ・ポートレートを展覧。
続く第2期では、メイプルソープから影響を受けた現代のアーティストたちの作品を、同館コレクションから紹介するという。