ロバート・ラウシェンバーグからアニッシュ・カプーアまで。特別ツアーでファーレ立川の全109作品を制覇しよう

東京都立川市のファーレ立川が10月13日、開設24周年を迎える。これを機に、エリア内全109作品を鑑賞する約3時間の特別記念アートガイドツアーが開催されるほか、トークイベントやアートマーケットなど様々な催しが行われる。

ジャン=ピエール・レイノー オープンカフェテラス

 東京都立川市の米軍基地跡地の再開発によって、1994年10月13日に誕生した「ファーレ立川」。ここは、アートを街の文化の礎にするというコンセプトのもとに街づくりが計画されたもので、イタリア語の「FARE(創る・創造する・生み出すの意)」に立川の「T」をつけ「FARET(ファーレ)立川」と名付けられた。

 街区には、36ヶ国92人のアーティストによる109点のパブリック・アート作品がビルの合間を縫うようにして設置されており、その作品の多くは車止めやベンチ、あるいは換気口など、街の機能も担っている。

ファーレ立川

 そしてこの秋、誕生から24周年を迎えるのを記念し、「ファーレ立川アートミュージアム・デー」(10月10日〜14日)が開催。これら109作品をすべて鑑賞する約3時間の特別ツアーが行われる。ファーレ立川には、ドナルド・ジャッドやロバート・ラウシェンバーグ、アニッシュ・カプーアなど世界的に知られるアーティストが手がけた作品も多数含まれており、あらためてその魅力を発見する機会となるだろう。

ロバート・ラウシェンバーグ 駐輪場のネオンサイン

 また、会期中は特別展としてファーレ立川アート参加作家である松田重仁による「松田重仁回遊個展」と「アートワークショップ」も実施。加えてファーレ立川アートのロゴをデザインした北川一成を塾長に迎えるトークイベント「ファーレ立川アート塾」やアートマーケット、ワークショップ、オープンカフェなど様々な催しでファーレ立川を盛り上げる。

ヴィト・アコンチ 車止め

編集部

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