Chim↑Pomが美術館に200メートルの「道」を設置。「パブリック」を問う

台湾で開催される「Asia Art Biennial 2017」でChim↑Pomが巨大インスタレーションを発表する。展示会場は国立台湾博物館で、会期は2017年9月30日〜2018年2月25日。

Chim↑Pom 道 2017 Photo by Yuki Maeda © Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production, Tokyo

 2016年から「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」をスタートさせ、この夏、高円寺キタコレビルでの個展「道が拓ける」で大きな話題を呼んだChim↑Pom。そんなChim↑Pomが、9月30日から開催される「6th Asian Art Biennial 2017」で新作を発表する。

道 Chim↑Pom 2017 Photo by Yuki Maeda © Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production, Tokyo

 会場となる国立台湾美術館に、長さ200メートルに及ぶ「道」を作り、巨大インスタレーションとして発表する本作。アスファルトの「道」は美術館の庭を横切り、エントランス内と外の公道を接続している。

 公道と国立美術館という「コンセプトやルールの異なる2つのパブリック」を繋ぐこの「道」には、美術館と公道のそれぞれのルールを参考に、オリジナルの規則が設けられている。

 ビエンナーレ期間中には、台湾のパフォーマーとともにブロックパーティーを開催する予定。美術館内に特設された、新しいルールを持った公的な区域としての本作は、「パブリック」を考えるきっかけとなるだろう。

編集部

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