2016年から「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」をスタートさせ、この夏、高円寺キタコレビルでの個展「道が拓ける」で大きな話題を呼んだChim↑Pom。そんなChim↑Pomが、9月30日から開催される「6th Asian Art Biennial 2017」で新作を発表する。
会場となる国立台湾美術館に、長さ200メートルに及ぶ「道」を作り、巨大インスタレーションとして発表する本作。アスファルトの「道」は美術館の庭を横切り、エントランス内と外の公道を接続している。
公道と国立美術館という「コンセプトやルールの異なる2つのパブリック」を繋ぐこの「道」には、美術館と公道のそれぞれのルールを参考に、オリジナルの規則が設けられている。
ビエンナーレ期間中には、台湾のパフォーマーとともにブロックパーティーを開催する予定。美術館内に特設された、新しいルールを持った公的な区域としての本作は、「パブリック」を考えるきっかけとなるだろう。