
被写体を変容させる「不条理劇」の視点。ロジャー・バレンに聞く
人生の不条理をブラック&ホワイトの世界でコントラバーシャルに描く写真家、ロジャー・バレン。東京では初となる個展の開催、さらに過去40年間の活動を回顧する作品集『バレネスク』を刊行した作家に、他の追随を許さない強靱な美意識の源泉について聞いた。

人生の不条理をブラック&ホワイトの世界でコントラバーシャルに描く写真家、ロジャー・バレン。東京では初となる個展の開催、さらに過去40年間の活動を回顧する作品集『バレネスク』を刊行した作家に、他の追随を許さない強靱な美意識の源泉について聞いた。

現代美術を中心に、 従来の境界線を押し広げて次の社会を創造するアーティストTHE EUGENE Studio(ザ ・ ユージーン ・スタジオ)。資生堂ギャラリーで11月21日から開催される個展「1/2 Century later.」では、1968年をひとつのモチーフに、 「あれから半世紀(あるいはこれから半世紀)」 を主題とした未発表のインスタレーションを展示する。これを前に、THE EUGENE Studio創業者のEugene Kangawaとインディペンデント・キュレーターの長谷川新が対談を行った。

「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ代表の前澤友作が創設した現代芸術振興財団。この財団が主催する学生対象のアワード「第4回CAF賞作品展」が11月5日まで代官山で行われた。会場で自身のコレクションを惜しげもなく展示した前澤。その狙いと、若手作家育成にかける思いを聞いた。

多彩な活動で人々や社会と関係してきた小山友也。11月19日までOpen Letterで個展「COUNTERWEIGHT」を開催中の作家に、作品について聞いた。

1983年、京橋に開廊したギャラリー椿では、絵画、版画、立体など、詩情のある作品を数多く紹介してきた。取扱作家は現在約50名。その多くがオープン以降、継続的に紹介してきた作家たちだという。代表を務める椿原弘也に、これまでの活動や、ギャラリーと作家との関係性の話を聞いた。

ドイツとインドネシアを拠点に世界各国でパフォーマンスを行うムラティ・スルヨダルモ。東南アジア現代美術の大規模展覧会で5時間にわたるパフォーマンスを見せたアーティストは何を思い、自らの身体を駆使し続けるのか。作品の背景とそこに懸ける思いを聞いた。

昨年秋、東京・中目黒にオープンしたアートがあるレストラン「PAVILION」で1周年を記念するイベント「MEET@ART」が行われた。「アートを介して人と出逢う」をテーマに、サカナクションの山口一郎が登場。自身初となるインスタレーションを披露し、スマイルズ代表の遠山正道とトークを行った。

坂茂が設計したことでも知られるポンピドゥー・センターの分館、ポンピドゥー・センター・メッス。ここで現在、日本の建築に焦点を当てた展覧会「ジャパン-ネス Japan-ness 1945年以降の日本の建築と都市計画」展が開催されている。なぜいま、ポンピドゥー・センターはこの展覧会を開いたのか? その経緯を同展キュレーターのフレデリック・ミゲルーに聞いた。

トーキョーワンダーサイト本郷が名称を変更し、新たに「トーキョーアーツアンドスペース本郷」として生まれ変わった。そのこけら落としとなる展覧会「不純物と免疫」が10月14日からスタートした。インディペンデント・キュレーターの長谷川新が、初めて東京で手がける展覧会となる本展。展覧会ロゴやタイアップ曲など、さまざま試みで展覧会のあり方自体を問いかける本展について、長谷川とタイアップ曲を提供した音楽家の網守将平が語る。

今年6月に六本木にオープンしたギャラリー「ペロタン」でオープニング第2弾として、イタリア出身のアーティスト、パオラ・ピヴィの個展「They All Look The Same」が11月11日まで開催されている。巨大で色鮮やかなホッキョクグマが目を引く本展でピヴィは何を伝えようとしているのか? 本人に話を聞いた。

浮世絵ファンのみならず、幅広い層に人気のある「名所江戸百景」(目録を含む全120作品)。今秋、太田記念美術館のコレクションをまとめた新刊『広重 名所江戸百景』(日英バイリンガル)が、美術出版社より発売。太田記念美術館の学芸員で、本書の執筆、監修を担当した日野原健司(主席学芸員)と渡邉晃(主幹学芸員)に、その魅力、楽しみ方について話を聞いた。

2016年のオープンから土と火に真摯に向き合いながら陶の作品を手がける植松永次や、様々な動物を表情豊かに造形するステファニー・クエールらによる現代美術作品を紹介してきたGallery 38。ギャラリーを立ち上げた経緯や今後の展望について、代表の堀内晶子に話を聞いた。

リサーチをもとに、身近な自然物を用いた作品を制作する是恒さくら。10月9日まで横浜市民ギャラリーでグループ展に参加する作家に、作品について聞いた。

2009年にアメリカで誕生し、いまや世界最大級のクラウドファンディングサービスである「Kickstarter」(キックスターター)が今年9月、日本でのサービスを正式にスタートさせた。「Kickstarter」は日本のアートシーンにどのような影響を与えるのか? 同社創業者の一人でCEOのヤンシー・ストリックラーに話を聞いた。

「日常」をテーマに写真を撮り続ける松本美枝子。9月5日より銀座のガーディアン・ガーデンで始まった個展「ここがどこだか、知っている。」で見せる震災後の「日常」とは何か? 作家に話を聞いた。

1985年に開廊したギャラリーなつかは、約30年にわたって絵画、版画、立体、インスタレーションなど、幅広い作品を展示。中堅作家のいっぽうで、今後活躍の期待される若手作家も精力的に紹介してきた。代表を務める長束成博に、これまでの活動と今後の展望について話を聞いた。

動きとオブジェからなるインスタレーション作品を継続的に制作している小林椋。9月12日からNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で展示を行う作家に、作品について聞いた。

ミニマリズムを代表するアーティストとして知られるダン・フレイヴィンの個展が現在、東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催されている。蛍光灯だけを使い、数々の名作を生み出したフレイヴィンの魅力とは何か? そしてその作品はどこにつながっているのか? ライゾマティクスリサーチを率い、光を使った表現を数多く生み出す真鍋大度と、YCAMでアーティスティック・ディレクターを務め数々のメディア・アート展を手がけてきた阿部一直が語る。

5月6日から6月17日まで東京のギャラリー「ART&SCIENCE GALLERY LAB AXIOM」で開催された「BLACK BOX(#ブラックボックス展)」は3万人以上の来場者が詰めかけ、最終日には国内ギャラリーでは過去類を見ない6時間待ちの行列ができるほどの盛況をみせたが、後に会場内での痴漢被害を訴える女性が現れるなど、展覧会の枠を超えた騒動を引き起こした。そこで同展主催者である「なかのひとよ」に、展覧会で発生した経緯について話を聞いた。

2002年からコラボレーションを開始し、現在ベルリンを拠点に活動しているジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダが日本初の個展を開催した。批評への問い、美術史の参照、芸術的感化や自己反照を探求しながら、アートに関わる末梢の物語を皮肉とユーモアをもって描き出す。