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パープルーム予備校が目指すもの 【梅津庸一インタビュー・後編】

私塾「パープルーム予備校」を拠点とするアーティスト・コミュニティ、パープルーム。前編では、パープルームを主宰する梅津庸一を迎え、パープルームの活動に至るまでの経緯や、受験教育と美術作品の切り離せない関係について話を聞いた。後編では、パープルーム予備校の日常や今後について、梅津に加え、パープルーム予備校生のアラン、安藤裕美にインタビューする。

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なぜ、パープルーム予備校か? 【梅津庸一インタビュー・前編】

私塾「パープルーム予備校」を拠点とするアーティスト・コミュニティ、パープルームは、美術予備校を美術運動として運営し、美術の制度や教育の問題に切り込む活動を展開している。白金高輪のギャラリー・ARATANIURANOで開催された「パープルーム大学物語」展にて中心メンバーの梅津庸一にインタビューし、パープルーム予備校設立の背景、現在の活動やこれからの展望に迫った。

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美術作品を残すということ 計測する作家・毛利悠子インタビュー

BankARTで開催中の「日産アートアワード2015」でグランプリを受賞した毛利悠子は、今もっとも注目を集める作家のひとり。展示環境に寄り添うインスタレーション作品を制作してきた彼女は、10月15日〜25日、アサヒ・アートスクエアにて、展示のための空間把握を数値化するプロジェクト「感覚の計測──《I/O ある作曲家の部屋》の場合」を実施しました。展示のためのあらゆる環境条件を計測し、作品展示のためのインストラクションを公開制作するこのプロジェクトは、サイトスペシフィック・アートの収蔵の問題や、美術作品の未来を見据えたものでした。

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表現の根源に迫る人間たちを発掘せよ! 櫛野展正インタビュー

死刑囚、ヤンキー、スピリチュアル系など、美術の「正史」では扱われてこなかった存在に目を向けた企画展を行い、注目を集めてきた広島県福山市の鞆の津ミュージアム。しかし同館は、現在開催中の企画展「障害(仮)」(2015年9月12日〜12月13日)を最後に自主企画展を終了する予定となっています。同館で9本の企画展を手掛け、今年10月に新たな活動の場「クシノテラス」を立ち上げたキュレーター・櫛野展正に、これまでの展覧会や新プロジェクトについてインタビューを行いました。

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藤田嗣治全所蔵作品展が提起した、日本の美術館の可能性

東京国立近代美術館所蔵品ギャラリーで開催中の「MOMATコレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(12月13日まで)。波乱に満ちた生涯を描いた映画も公開され、画家・藤田嗣治への注目はいっそう高まっています。この展示では、同美術館所蔵の藤田作品をすべて公開。なかでも、藤田が手がけた戦争画14点が初めて一挙に展示され、話題を呼んでいます。国内外で人気の高い画家・藤田ですが、実はこの展覧会には、美術館のありかたと未来を考える意図も。今回は、担当学芸員の蔵屋美香さんにお話を聞き、藤田と戦争画を、そして美術館のこれからを考えます。

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F/Tの注目作『GBB』を語る 岡田利規×高嶺格インタビュー

ついにスタートした国際演劇祭「フェスティバル/トーキョー15」。なかでも特に熱い注目が寄せられるのが、11月19日から始まる岡田利規演出の『God Bless Baseball』です。野球を題材に、日本・韓国・アメリカの関係を問う同作は、「日韓あるある」「野球あるある」的なユーモア溢れるやり取りを経て、やがて我々に東アジアの戦後史を概括する視点を示し始めます。そのなかで大きな役割を果たすのが、美術家の高嶺格が手がけた舞台美術。舞台上に浮かぶ、白い円盤が意味するものとは何か? そこに起こる変化は、私たちに何を訴えかけているのか? 岡田利規と高嶺格の対談を通して、『God Bless Baseball』が目指すものを考えます。

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ヤン・ファーブル 玉虫色が照らし出す歴史の暗がりと生死の寓意

初期フランドル派の画家ヒエロニムス・ボスと、アフリカ大陸で混乱の歴史を辿ってきたコンゴ。 一見接点を発見しづらい両者に、<strong>ヤン・ファーブル</strong>は「遺伝子的なつながり」を見出す。 そこには、21世紀に生きる「中世の芸術家」を自称する彼の原点に根ざす眼差しがあった。

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サカナクション・山口一郎インタビュー(後編) 30年後の音楽?

サカナクションがオーガナイズする音楽・アートの複合イベント「NIGHT FISHING」(7月2日〜3日、恵比寿LIQUIDROOM)。前編では、その新たな試みのきっかけと真意を山口一郎に聞いた。この後編では、「NIGHT FISHING」のチャレンジから見える、未来の音楽のあり方について話してもらった。

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ポスト3.11時代の美術家・中島晴矢に個展の意気込みを訊く

『美術手帖』2015年5月号で企画された若手作家特集「日本のアート、最前線!!」にて、Chim↑Pomを率いる卯城竜太の誌上キュレーションに選出されるなど、オルタナティブな領域から起きつつある日本の現代美術の地殻変動を象徴する作家のひとりとして、注目を集める中島晴矢。6月26日〜7月5日、TAV GALLERY(東京都・阿佐ヶ谷)で開催の個展「ペネローペの境界」にかける意気込みをインタビューした。

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