特別展「よみがえる正倉院宝物─再現模造にみる天平の技─」が奈良国立博物館で開催。天平の技をいまに伝える再現模造の逸品が集結

奈良国立博物館で、特別展「よみがえる正倉院宝物」─再現模造にみる天平の技─が開催される。本展には、正倉院宝物の再現模造品のなかから選りすぐりの約100点が集結。人間国宝ら伝統技術保持者たちの技によって蘇る、究極の伝統工芸品の数々を見ることができる。会期は4月18日〜6月14日(※会期変更:7月4日〜9月6日)。

NEWS / EXHIBITION

朝から夜へ、時の移ろいを体感する。サンドラ・シントの個展「コズミック・ガーデン」が銀座メゾンエルメス フォーラムでスタート

星や波などをモチーフに、細い線で描き出されるドローイングからインスタレーションを展開するブラジル出身のアーティスト、サンドラ・シントの個展「コズミック・ガーデン」が銀座メゾンエルメス フォーラムでスタートした。

NEWS / REPORT

「傷ついた風景の向こう」に見えるもの。小田原のどか評「DOMANI・明日2020」

文化庁が主催する「新進芸術家海外研修制度」の成果発表の機会として、1998年から開催されてきた「DOMANI・明日展」。その22回目となる「DOMANI・明日2020」では、「傷ついた風景の向こうに」をテーマに掲げ、日高理恵子、宮永愛子、藤岡亜弥、森淳一、石内都、畠山直哉、米田知子ら11作家が参加している。2020年の東京五輪開催に向け日本全体が盛り上がるなか、「傷ついた風景」を冠する本展がもたらすものとは? 小田原のどかが論じる。

REVIEW

妹島和世+西沢立衛/SANAA展がTOTOギャラリー・間で開催。最新プロジェクトに見る「環境と建築」の現在形とは?

これまで金沢21世紀美術館など様々な建築作品を手がけてきた、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット・SANAA。彼らが長年取り組んできたテーマである「環境と建築」にフォーカスした展覧会が、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で開催される。会期は5月14日~8月9日。

NEWS / EXHIBITION

ドローイングで発掘する世界のかたち。鈴木ヒラクインタビュー

10年ぶりとなる作品集『SILVER MARKER—Drawing as Excavating』の刊行を記念し、渋谷パルコの「OIL by 美術手帖」で個展「Before the Cypher」を開催する鈴木ヒラク。ドローイングを発掘行為とらえてその概念を拡張しつづけてきた鈴木に、自身のドローイングが導き出してきたものについて、20年間の活動を振り返りながら聞いた。

INTERVIEW

被災した川崎市市民ミュージアムとはどのような美術館なのか? 国内屈指のコレクションについて元学芸員に聞く

2019年10月、関東地方を縦断した台風19号により、9つの収蔵庫への浸水と収蔵品の被害が確認された川崎市市民ミュージアムでは、現在収蔵品のレスキューが懸命に行われている。同館で開館時の1988年から2016年まで、現代写真・デザインに関する展覧会に携わっていたインディペンデント・キュレーター、クリティックの深川雅文に、そのコレクションについて話を聞いた。

INSIGHT

川村文化芸術振興財団の2020年度支援プロジェクト。きむらとしろうじんじんの「野点」と、あいトリ参加のモニカ・メイヤー関連プロジェクトが選出

川村文化芸術振興財団が2017年より続けてきたソーシャリー・エンゲージド・アートに対する助成。2020年度の選択プログラムとして、ブレーカープロジェクト実行委員会の「ちょちょまうヴァナキュラー~にしなり+路上+野点+屋台」と、Our Clotheline with Mónica Mayerの「The Clothesline」が選ばれた。

NEWS / HEADLINE

DIC川村記念美術館のコレクションと現代作家のコラボレーション。「ふたつのまどか」展にさわひらき、杉戸洋、野口里佳らが参加

千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館の開館30周年を記念し、「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」展が開催される。本展にはさわひらき、杉戸洋、野口里佳、福田尚代、渡辺信子が参加。それぞれが同館のコレクションを読み解き、新たなインスタレーションを展開する。会期は6月16日〜11月29日。

NEWS / EXHIBITION