PUGMENTが新たなプロジェクト「Pugment Books」をローンチ。本の1ページのような日常着とは?

様々な歴史や文化、人の営みをモチーフに衣服を制作してきたPUGMENT。今回、PUGMENTが描く服飾史を日常着として提案するプロジェクト「Pugment Books」がローンチされた。

Pugment Books

 映像や写真、パフォーマンスなど様々な手法を用いて、衣服と人・都市・社会の関係性を抽出したコレクションを手がけてきたPUGMENT。今年は「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」(東京都現代美術館)でインスタレーションを発表したほか、ランウェイを開催。現在は東京都写真美術館の「写真とファッション」展(開幕日未定)に参加するなど、美術館での発表も多く行っている。

 そんなPUGMENTが、新たに日常着のプロジェクト「Pugment Books」をローンチした。同プロジェクトは、PUGMENTが描く服飾史を現代の生活に役立てるための日常着として提案するもの。

Pugment Books

 服は、過去に発表したコレクションの制作過程で生まれた写真や素材、テキストを元に、本の1ページに見立ててデザイン。しおりに見立てた下げ札には、「カリフォルニアロール」や「Photoshop」など、身近にあるものが持つ歴史や性質をファッションにおいて活用するためのヒントが書かれている。

 「Pugment Books」は今後も公式オンラインストアで継続的に発表・販売予定。現時点ではTシャツやパーカーがラインナップされている。PUGMENTが描く服飾史そのものとして展開されるプロジェクトの今後にも注目したい。

Pugment Books

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