KADOKAWAと所沢市の共同プロジェクトとして進められてきた「ところざわサクラタウン」。7月17日に予定していた同施設のグランドオープンが、新型コロナウイルスの影響により11月を目処に延期となった。6月6日に予定されていた同施設内の「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンも7月以降に延期、グランドオープンは11月に延期された。
ところざわサクラタウンは、浄水所の跡地を利用したもので、文化施設と宿泊施設、書籍製造・物流工場、そしてKADOKWAのオフィスによって構成される、土地面積4万平米の巨大施設。そのランドマークとなる角川武蔵野ミュージアムは、建築設計を隈研吾が担当。高さ40メートルの外壁には岩盤を使用し、多角形のデザインが特徴だ。
同館は1000平米の「グランドギャラリー」のほか、高さ8メートルの本棚に囲まれた「本棚劇場」、荒俣宏監修の「驚異の部屋」、松岡正剛監修の図書空間「エディットタウン」などで構成されており、3階には、日本のアニメを独自の切り口で紹介する「EJアニメミュージアム」が入る。オープニング展覧会として「隈研吾建築展」と「妖怪展」が予定されていたが、開館に合わせてこちらも延期となる。
なお、11月を目指すとしているグランドオープンも今後の状況次第で変更の可能性もあり、詳細は未定となっている。