丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)
JR丸亀駅前の好立地に位置する丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)は、市制施行90周年の記念事業として、同市ゆかりの画家・猪熊弦一郎の全面的な協力のもと1991年に開館した。たんなる記念館にとどまらず、「現代美術の積極的な紹介」や「子供の教育への注力」などを望んだ猪熊の意思が、その企画展や運営に深く反映されている。街に大きく開かれたこの美しい建築を手がけたのは、建築家の谷口吉生だ。

美術館から少し歩けば、美しい瀬戸内海を臨むことができる。丸亀市は古くから金刀比羅宮(こんぴらさん)への「海の玄関口」として栄えた街であり、見事な石垣を誇る丸亀城も見どころとして外せない。猪熊の初期作品《海と女》(1935)に描かれたような、彼の心象風景としての瀬戸内海に思いを馳せながら、この街を巡るのもおすすめしたい。
住所:香川県丸亀市浜町80-1
電話番号:0877-24-7755
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:年末年始
下瀬美術館(広島県大竹市)
世界遺産・厳島神社がある宮島。海を挟んでこの島を眺める広島県大竹市にあるのが下瀬美術館だ。
同館は、広島市に本社を置く建築資材の総合メーカー、丸井産業株式会社の代表取締役・下瀬ゆみ子と、その両親が半世紀以上をかけ形成してきたコレクション約500点をコアとする私設美術館。「アートの中でアートを観る。」をコンセプトに掲げており、建築はすべて世界的建築家である坂茂が設計した。

鏡面と曲線的な外観が美しいこの美術館は、海岸線と平行に並び建つエントランス棟、企画展示棟、管理棟が渡り廊下でつながれており、全長190メートル、高さ8.5メートルの「ミラーガラス・スクリーン」がこれらを一体化させている。美術を見るだけではなく、宿泊も可能。また、併設されている海を見ながらフレンチが楽しめるレストランも魅力となっている。
住所:広島県大竹市晴海2-10-50
電話番号:0827-94-4000
開館時間:9:30〜17:00 ※入場は16:30まで
休館日:月(祝日の場合は開館)
島根県芸術文化センター「グラントワ」(島根県益田市)
島根県芸術文化センター「グラントワ」は、建築家・内藤廣によって設計された「島根県立石見美術館」と「島根県立いわみ芸術劇場」が一体となった施設だ。2005年10月に開館し、石見地域の芸術文化拠点として美術や音楽、演劇まで幅広い芸術が一堂に集結。互いに影響を与えあいながら、高品質な芸術文化の鑑賞機会を創出してきた。同センターの建築は、石見地方の伝統産業であり独特な赤みが特徴の「石州瓦」を基調とした開放的かつ美しい設計が特徴でもある。

最寄りのJR益田駅の観光案内所で自転車を借り、15〜20分ほど益田川に沿って走ると日本海にたどり着く。天気が良ければ、石州瓦の赤と、海や空の青の対比が美しい景色にも出会えるだろう。
住所:島根県益田市有明町5-15
電話番号:0856-31-1860
開館時間:9:30~18:00 ※入場は17:30まで
休館日:火
大塚国際美術館(徳島県鳴門市)
大塚国際美術館は、「日本に居ながら世界の美術を体感できる」陶板名画美術館だ。古代壁画から現代絵画まで、西洋美術史を代表する名画およそ1000点を陶板で原寸大に再現し、一堂に展示している。

瀬戸内海国立公園(鳴門公園)の小高い丘に位置する同館は、テラスや館内の随所から美しい海を一望できるのが魅力だ。また、鳴門市といえば、世界三大潮流のひとつにも数えられる鳴門海峡の渦潮が名高い。美術館の徒歩圏内には観潮船の港もあり、間近にせまる渦潮の迫力を体感できる。この地ならではの雄大な自然と、世界のアートをともに深く味わいたい。
住所:徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内
電話番号:088-687-3737
開館時間:9:30~17:00
休館日:月(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館)、1月は連続休館あり、その他特別休館あり ※8月は無休



















