文化の日に観覧無料となる美術館・博物館(2025年版)【3/4ページ】

横須賀美術館

横須賀美術館 外観

 設計者である建築家・山本理顕がプリツカー賞受賞を記念したことでも話題を集めた横須賀美術館。11月3日は、その山本による過去最大規模の展覧会「山本理顕展 コミュニティーと建築」をはじめ、企画展「ブラチスラバからやってきた! 世界の絵本パレード」、2階ギャラリーの「小特集:朝井閑右衛門が描いた街と人間」、そして令和7年度第2期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展「海と灯台」がすべて鑑賞無料となる。開放感のある建築や海の眺めとともに楽しみたい。

住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間:10:00~18:00 ※屋上広場の開場時間は9:00〜19:00

国立工芸館

国立工芸館 外観

 金沢の国立工芸館では、20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902~1995)の大回顧展「移転開館5周年記念 ルーシー・リー展 ー東西をつなぐ優美のうつわー」を割引料金で鑑賞することができる。

 華やかな色彩と優美な造形が魅力のルーシーによる陶芸作品は、三宅一生による展覧会をきっかけに日本でも人気を博し、今日に至るまでファッション誌やライフスタイル誌などでも定期的に取り上げられている。会場では、同館に寄託された井内コレクションの作品を中心に、ルーシーが出会った人、もの、場所、そして時代背景を交えながら、作品が紹介されている。

住所:石川県金沢市出羽町3-2
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
割引料金:一般 1000円 / 大学生 700円 / 高校生 300円

京都国立近代美術館

京都国立近代美術館 外観 撮影=四方邦煕

 京都国立近代美術館では、コレクション展が無料で鑑賞可能になる。 

 現在コレクション・ギャラリーでは、「2025年度 第3回コレクション展」では、「印象派とその前後──近代フランスの風景画」「新収蔵品より:あるコレクターの写真との対話」「キュレトリアル・スタディズ16:荒木悠 Reorienting ―100年前に海を渡った作家たちと―」などをテーマに展示。また、10月7日より始まった企画展「没後50年 堂本印象 自在なる創造」(有料)にあわせて、「堂本家の人々と東丘社」というテーマでもコレクションを公開している。

住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで