EXHIBITIONS

マルタン・マルジェラ

Front Martin Margiela BARRIER Sculpture(white) 2024 
Back Martin Margiela BARRIER Mural(white)2024
© Martin Margiela. Courtesy of Bernier/Eliades and Taka Ishii Gallery / Photo:“We Document Art”

 タカ・イシイギャラリー 京都で「マルタン・マルジェラ」が開催される。

 マルタン・マルジェラは、1957年ベルギー・ルーヴェン生まれ。ハッセルトのシントルーカス芸術学校で学んだのち、77年にアントワープ王立芸術学院に入学。現在はフランスとベルギーを拠点に活動している。

 マルジェラは、シュルレアリスムやポップ・アートといった歴史的なアートの潮流と共鳴するように、日常的な物体や素材を用いた再文脈化のプロセスに取り組んでいる。作品には断片化や不完全性の感覚が反復的に現れ、秘匿や不在、存在と空虚の境界に焦点をあてる。

 本展は、本展は、東京の九段ハウスで同時期に開催される個展とあわせて、作家にとって日本で初めての展覧会だ。会場では、2018〜25年にかけて制作された約14点の近作が展示される。ルーヴル美術館に収蔵されている大理石彫刻にもとづいた連作「Tops & Bottoms」や、フェイクファーで覆われた保護バリケードの形状を用いた《Barrier Sculpture》などを展示。カーペットやシリコンといった素材を用い、日常的な物体や身体表象を再構築した作品群を紹介する。