EXHIBITIONS

Enjoy Exhibition Club #1

田村久留美、峰松沙矢「お隣から50円引スクラッチ」

HAPS HOUSE
2024.06.14 - 07.07

メインビジュアル デザイン:久保海音 撮影:峰松沙矢

 HAPS HOUSEで、田村久留美、峰松沙矢による展覧会「お隣から50円引スクラッチ」が開催されている。本展は、HAPS HOUSEで行われる展覧会シリーズ「Enjoy Exhibition Club」の第1回となっている。

 京都市南区東九条に位置するHAPS HOUSEは、アートと共生社会に関する相談窓口「Social Work / Art Conference(SW/AC)」の拠点として機能してきた。今回、従来の取り組みを生かしつつ、様々な人々が交流し、集う場所とするべく機能を拡充し、ギャラリー、イベントスペースなどの複合的な機能を備えた施設に生まれ変わった。京都市立芸術大学が移転し、多様な文化が息づく地域において、新たな表現が誕生する場として活動を強化していくとのこと。

「Enjoy Exhibition Club」は、HAPS HOUSEにおいて新進の芸術家を支援するプログラムとして新設。展示を行ったアーティストが、次回に展示するアーティストを指名していくシステムをとり、京都で活動するアーティストに、展示を自ら計画・実施し、ゆるやかにつながりあう機会を提供。

 記念すべき初の展覧会となる本展では、アーティスト・田村久留美、峰松沙矢による、絵画と会場に散りばめられたエッセイを展覧。会期中は、不定期に京都市内の街頭でポケットティッシュの配布や、峰松が制作した絵画を人力で街頭に運び出し、向かいあわせるパフォーマンスなどが行われる。