EXHIBITIONS

高砂淳二 写真展「この惑星(ほし)の声を聴く」

2024.04.06 - 05.19

© Junji Takasago

 美術館「えき」KYOTOで、高砂淳二による写真展「この惑星(ほし)の声を聴く」が開催されている。

 世界中の国々を訪れ、地球そのものをフィールドに活躍する写真家・高砂淳二(1962〜)。神秘的な海のなか、遠く広がる大地、果てしない空、そこに息づく生物たちに出会う旅を続けている。そして38年にわたり、カメラを通して自然が内包する不思議な世界を見つめていくなかで、高砂は次のように考えるようになったという。

「僕ら人間もほかの様々な生き物同様に地球を構成するひとつの大事な細胞として、いまを生きている。それぞれの生き物がピースのように絡み合ってひとつの地球という生命を成り立たせている」。

 本展は、「海の声」「大地の声」「空の声」の3部で構成し、約100点の写真作品により地球の生きる姿を多角的に展覧。地球温暖化など様々な環境問題を抱える私たちは、多様な作品群から、地球のどのような声を聴くことができるだろうか。