EXHIBITIONS
佐竹龍蔵「水辺を歩く/人間の森」
YOD Galleryで、佐竹龍蔵「水辺を歩く/人間の森」が開催されている。
佐竹龍蔵の作品は、近くで見ると四角形の点の集合に見えるが、遠くから眺めると像が浮かび上がってくるような感覚を覚える。これは平筆で四角形の色面を塗り重ねる佐竹特有の点描法と、岩絵具の粒子の粗さによるものだ。粒子と粒子の隙間から下の色が透けているように感じ、色彩の濃淡と奥行きを感じることができる。
本展では、佐竹がこれまでの制作活動で表現してきた、様々な土地の伝承や実体験を描いた作品と、人物画の集大成を発表。「水辺を歩く」では川や海で見聞きした妖怪、戦争、災害や幼い日に見た夢などを描き、作品の由来となった出来事や物語も一緒に展示される。「人間の森」では2020年から2023年の間に描いた人物画を一堂に展示し、今まで様々な視点や角度から描いてきた「他者」を、本展では多様な個の集まりとして表現する。
佐竹龍蔵の作品は、近くで見ると四角形の点の集合に見えるが、遠くから眺めると像が浮かび上がってくるような感覚を覚える。これは平筆で四角形の色面を塗り重ねる佐竹特有の点描法と、岩絵具の粒子の粗さによるものだ。粒子と粒子の隙間から下の色が透けているように感じ、色彩の濃淡と奥行きを感じることができる。
本展では、佐竹がこれまでの制作活動で表現してきた、様々な土地の伝承や実体験を描いた作品と、人物画の集大成を発表。「水辺を歩く」では川や海で見聞きした妖怪、戦争、災害や幼い日に見た夢などを描き、作品の由来となった出来事や物語も一緒に展示される。「人間の森」では2020年から2023年の間に描いた人物画を一堂に展示し、今まで様々な視点や角度から描いてきた「他者」を、本展では多様な個の集まりとして表現する。