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EXHIBITIONS

チョン・ユギョン「大村焼」

まちのオフィス春陽堂、有田中の原 AGITO 2階
2024.02.09 - 02.12

メインビジュアル

 まちのオフィス春陽堂、有田中の原 AGITO 2階で、チョン・ユギョン「大村焼」が開催されている。

 チョン・ユギョン(1991年兵庫県神戶市生まれ)は、高校までを関⻄で過ごしたのち、朝鮮大学校(東京都小平市)で美術を学んだ。2017年からはソウルに拠点を移し制作を続けてきたが、2018年の韓国の徴兵制度改正に伴い、2020年に帰国を余儀なくされる。

 その後、九州が持つアジア諸国との様々な「交流」の歴史に活路を見出し、福岡を新たな活動拠点とする。日本に帰国してからのチョンは、家族の歴史に関連する土地に住んだり、朝鮮との関係が深い有田町で陶器の制作工程を学び作品に取り入れるなど、「自分」という小さな個人史と、「朝鮮と日本」という大きな歴史を行き来しながら、自身が置かれた政治的に複雑な状況をどのように作品で表現するか、このような状況を生み出した歴史とは何かを作品で問い直そうと試行を重ねてきた。

 本展は、有田町に約3ヶ月滞在し作品制作を行ったチョン・ユギョンによる同地域での初個展だ。第1会場となるまちのオフィス春陽堂では、大学時代から続けている全点新作の絵画作品を9点展示し、第2会場の有田中の原 AGITOでは、有田町の窯元が協力し制作した陶器の作品を中心に、制作に使用した鋳込み型やシルクスクリーン、フィルムなどの素材や資料もあわせて展示している。