EXHIBITIONS

特別展

コスチュームジュエリー 美の変革者たち

シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより

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 京都文化博物館 4・3階展示室で、特別展「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」が開催される。

 ネックレスやブローチ、イヤリングといった宝飾品は、かつて高価な宝石や貴金属でつくられ、権力や富の象徴として特別に高い階級の男性が自身を飾り、妻や娘に身につけさせるものだった。20世紀初頭に女性をコルセットから解放したことで知られるフランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレは、自身の発表した全く新しいドレスを際立たせるため、高価な素材を用いないジュエリーを女性の服飾に取り入れた先駆者である。1920年代には、かのシャネルが模造パールやガラス素材のジュエリーを手がけ、それらは社会進出を果たした女性たちから絶大な支持を得た。これらのジュエリーはやがてアメリカで爆発的発展を遂げ、「コスチュームジュエリー」という名前を得て、個性的で斬新な様式美によって女性たちに、強い自信と、勇気と、輝きをそえてきた。

 本展は、コスチュームジュエリーにスポットをあてた世界的にも稀な展覧会。研究家でコレクターでもある小瀧千佐子の貴重なコレクションより選りすぐった約450点の作品を通して、自由にデザインされたコスチュームジュエリーの世界を紹介する。