EXHIBITIONS

生誕140年 ユトリロ展

2023.11.03 - 12.25
 美術館 「えき」KYOTOで 「生誕140年 ユトリロ展」が開催されている。

 哀愁漂うパリの風景を描いた画家として知られるモーリス・ユトリロ(1883〜1955)。アルコール依存症の治療のために始めた絵画制作でその才能を開花させ、1928年にはレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を受章。エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとなった。約半世紀におよぶユトリロの画業のなかでも、1908~14年頃の 「白の時代」に描かれた作品はとくに高く評価されている。

 ユトリロの生誕140年を記念した本展では、画家としての名声を高めた、白壁の描写が特徴的な 「白の時代」の作品を中心に、初期の 「モンマニーの時代」、1915年以降の色使い豊かな 「色彩の時代」、そして晩年までの作品を国内のコレクションから紹介している。