EXHIBITIONS
秋野不矩・金子富之が描くアジアの神々
浜松市秋野不矩美術館で 「秋野不矩・金子富之が描くアジアの神々」が開催される。
秋野不矩(あきの・ふく、1908〜2001)は、1962年にインドの大学で日本画を指導する教員として1年間赴任したことをきっかけに、その後ライフワークとして訪問を繰り返し、風景や人々や動物などを描き続けた。また、インドの数々の寺院や神々の造形も多く描いている。
いっぽう、金子富之(1978~)は、山形県の東北芸術工科大学・大学院で日本画を学び、その後2015年文化庁新進芸術家海外研修員としてカンボジアに一年間赴いた。アンコール・ワットで知られるシエムリアップでヒンズー教、仏教などの造形美術に触れ、様々な場所でドローイングやスケッチを続けた。ヒンズー教を源流とする神々は、アジア圏で多彩なイメージに展開されているが、それらと金子自身の日本的なイメージも加えながら独自の作品を生み出している。
本展は、世代も作風もまったく異なる2人の作家が描いたアジアの神々たちが一堂に会す、特別な機会となっている。秋野不矩が描くおおらかで慈愛深い彫像としての神々や人々の祈りの姿と、金子富之の描く絢爛な動物の姿の神々が、見る者の心に迫るだろう。
秋野不矩(あきの・ふく、1908〜2001)は、1962年にインドの大学で日本画を指導する教員として1年間赴任したことをきっかけに、その後ライフワークとして訪問を繰り返し、風景や人々や動物などを描き続けた。また、インドの数々の寺院や神々の造形も多く描いている。
いっぽう、金子富之(1978~)は、山形県の東北芸術工科大学・大学院で日本画を学び、その後2015年文化庁新進芸術家海外研修員としてカンボジアに一年間赴いた。アンコール・ワットで知られるシエムリアップでヒンズー教、仏教などの造形美術に触れ、様々な場所でドローイングやスケッチを続けた。ヒンズー教を源流とする神々は、アジア圏で多彩なイメージに展開されているが、それらと金子自身の日本的なイメージも加えながら独自の作品を生み出している。
本展は、世代も作風もまったく異なる2人の作家が描いたアジアの神々たちが一堂に会す、特別な機会となっている。秋野不矩が描くおおらかで慈愛深い彫像としての神々や人々の祈りの姿と、金子富之の描く絢爛な動物の姿の神々が、見る者の心に迫るだろう。