EXHIBITIONS

日本画壇を彩る 東西の巨匠たち

2023.06.01 - 08.30

横山大観 春風秋雨 1934 足立美術館蔵

上村松園 娘深雪 1914 足立美術館蔵

竹内栖鳳 五月晴 1934 足立美術館蔵

竹内栖鳳 瀑布 1925 足立美術館蔵

菱田春草 春宵 1902 足立美術館蔵

 足立美術館で 「日本画壇を彩る 東西の巨匠たち」が開催される。

 関東と関西では風土や文化が異なるように、日本画においても東西で培われてきた技術や表現に違いが見られる。明治時代の美術界では、後に日本画の二大巨匠となる横山大観と竹内栖鳳が登場し、それぞれ東京と京都を拠点に活躍した。東京画壇と京都画壇はたびたび比較されるが、大観や栖鳳をはじめとする近代の日本画家たちは、流派や美術団体を異にしながらも互いに競い、影響し合いながら、新しい時代にふさわしい日本画を模索した同志といえる。

 本展では、大観、菱田春草、安田靫彦といったおもに日本美術院で活躍した東京画壇の画家たちと、栖鳳、山元春挙、富岡鉄斎などの京都画壇の画家たちの作品を紹介する。また、美人画で名を馳せた東の鏑木清方と西の上村松園なども展示される。日本画壇を彩った東西の巨匠たちの芸術を堪能してはいかがだろうか。