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NEWS / EXHIBITION - 2017.9.27

萩原朔太郎の故郷で美術館と文学館がコラボ。「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」展

ともに群馬県前橋市にあるアーツ前橋と前橋文学館が、文学と美術の表現を「ことば」という切り口で紹介する展覧会を共同で開催する。会期は10月20日〜2018年1月16日。

河口龍夫 失語の詩 2017 原稿用紙100枚、鉛筆、水彩 作家蔵 © Kigure Shinya

 「ことば」を切り口に文学と美術の多様な表現を紹介する本展。ともに群馬県前橋市にあるアーツ前橋と前橋文学館で同時開催される、全国的にもめずらしい美術館と文学館の共同企画展だ。

 参加作家は、前橋市出身の詩人・萩原朔太郎から、ni_ka、文月悠光といった現代の詩人、また河口龍夫や山川冬樹といった言葉の存在を再認識させるような作品を生み出すアーティストなど様々。

新国誠一『新國誠一詩集』 1979 ASA(芸術研究協会) うらわ美術館蔵

 前橋文学館では、地域ゆかりの作家から、コンクリートポエトリーをはじめとする前衛的な活字表現までを紹介。アーツ前橋では、未来派やフルクサスなどの20世紀の美術運動から現代作家までを中心に、活字に留まらない表現を通して人間と言葉の関係を考える展示を行う。

TOLTA dada/ポジティブな呪いのつみき 2016

 本展の開催に合わせ、コンセプトブックも発行。書家の石川九楊や作家の温又柔などによる対談や、建畠晢、ミヤギフトシなどの書き下ろし原稿を収録し、本展のテーマについてさらに読み深められるものとなる。また、前橋文学館とアーツ前橋をつなぐ千代田通りを中心とした「街なか回遊プロジェクト」など、イベントも多数開催される。

 展覧会タイトルの「ヒツクリコ ガツクリコ」という不思議な言葉は、萩原朔太郎が「憔悴するひとのあるく路 / 夕焼けの路(前橋市民に捧ぐる詩)」という未発表作品のなかで、夜の街を詩人が歩いていく様子を記したもの。誰かのもとへ向かって歩き、出会い、言葉を投げかけるという人の営みを、本展を通して改めて考えてみたい。

鈴木ヒラク Constellation#01 2016 紙にシルバーインクと墨汁、アルミニウムマウント 前澤友作蔵 © Hiraku Suzuki

information

アーツ前橋×前橋文学館共同企画展
「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」

会期:2017年10月20日〜2018年1月16日 ※会期中一部展示替えあり
(前期)2017年10月20日〜11月28日
(後期)2017年11月30日〜2018年1月16日
 
会場:アーツ前橋
住所:群馬県前橋市千代田町5-1-16
電話番号:027-230-1144
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は閉館の30分前まで
 
会場:前橋文学館
住所:群馬県前橋市千代田町3-12-10
電話番号:027-235-8011
開館時間:9:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
 
休館日:水、年末年始(2017年12月28日〜2018年1月4日)
料金:共通観覧券 一般 700円 / 学生・65歳以上・団体(10名以上) 350円 / 高校生以下 無料
 
参加作家:足立智美、荒井良二、浦上秀樹、大澤雅休、大澤竹胎、オノ・ヨーコ、oblaat、河口龍夫、河原温、フランチェスコ・カンジュッロ、北園克衛、草野心平、ジョン・ケージ、塩見允枝子、クルト・シュヴィッタース、白石慶子、鈴木ヒラク、トゥッリオ・ダルビゾラ、トリスタン・ツァラ、東宮七男、TOLTA、新国誠一、ni_ka、萩原恭次郎、萩原朔太郎、福田尚代、文月悠光、ベン・ヴォーティエ、ジョージ・マチューナス、Maniackers Design、フィリッポ・T.マリネッティ、ミヤギフトシ、ムットーニ、山川冬樹、山村暮鳥、横堀艸風

event

 
ヒツクリコ ガツクリコ トーク
日時:10月21日
【第一部 14:30~16:00】 平川克美(文筆家、思想家)×文月悠光(本展参加作家、詩人)×萩原朔美(前橋文学館館長)
【第二部 16:30~18:00】 名児耶明(五島美術館副館長)×鈴木ヒラク(本展参加作家)×住友文彦(アーツ前橋館長)
会場:前橋文学館 3階ホール
参加費:無料
定員:100名
申込:前橋文学館(027-235-8011)へ電話
 
今日の原稿用紙-TOLTAによるツアー型ワークショップ-
日時:10月22日 14:00~
集合場所:アーツ前橋 1階総合案内
持ち物:時計(携帯電話でも可)
参加費:無料(要観覧券)
対象:高校生以上
定員:20名
申込:アーツ前橋(027-230-1144)へ電話
 
ムットーニ からくりミニシアター 上演とトーク
日時:11月4日 14:00〜
会場:前橋文学館 3階ホール
出演:ムットーニ(武藤政彦)
参加費:無料(要観覧券)
定員:80名
申込:前橋文学館(027-235-8011)へ電話
 
山川冬樹 パフォーマンス
日時:12月2日
14:00〜15:30 パフォーマンス
16:00〜17:30 山川冬樹×今井朋(本展担当学芸員)対談
会場:アーツ前橋 地下ギャラリー
参加費:無料(要観覧券)
※申込不要
 
かくとはなす
日時:12月9日
14:00〜14:30 ドローイングパフォーマンス
14:45〜16:15 今福龍太(文化人類学者)×鈴木ヒラク 対談
会場:アーツ前橋地下ギャラリー(パフォーマンス)、アーツ前橋スタジオ(対談)
参加費:無料(要観覧券)
定員:50名(対談のみ)
申込:対談のみ事前予約制、アーツ前橋(027-230-1144)へ電話

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