MAGAZINE

建築家✕学芸員の対話でひも解く「ポール・ケアホルム展」(パナソニック汐留美術館)の魅力。田根剛✕川北裕子

パナソニック汐留美術館で開催されているデンマークのデザイナー、ポール・ケアホルムの仕事を振り返る「織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」。本展の見どころについて、会場設計を担当した建築家・田根剛と、担当した同館学芸員の川北裕子に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

9つの展覧会をひとつの会場で。「メディウムとディメンション:Maze」展がGASBON METABOLISMで開催中

山梨・北杜の多目的施設「GASBON METABOLISM(ガスボン メタボリズム)」で、展覧会「メディウムとディメンション:Maze」が9月2日まで開催中。美術評論家・中尾拓哉がキュレーションした本展では、「Maze=迷路」をテーマに9つの異なる展覧会をひとつの会場で同時に楽しめる。

NEWS / EXHIBITION

東京藝術大学における中国人留学生の歴史を探る。「東京藝術大学と中国人留学生〜李叔同から現代まで〜」展が開催へ

東京藝術大学大学美術館 陳列館で「東京藝術大学と中国人留学生〜李叔同から現代まで〜」展が開催される。旧東京美術学校時代からの中国人留学生の卒業生の軌跡を紹介し、彼らが日中友好の架け橋として果たしてきた役割を明らかにするものとなる。会期は8月3日〜11日。

NEWS / PROMOTION

PREMIUM

「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」(二子玉川ライズ スタジオ & ホール)で注目したいグッズ5選

東京の二子玉川ライズ スタジオ & ホールで、身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気づきを独自の視点でとらえなおし作品を制作してきた鈴木康広の個展「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」が開幕。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

INSIGHT

PREMIUM

奈良県知事の収蔵品廃棄発言と、その背景にある本当に考えなければならないこと

7月10日、奈良県立民俗博物館における収蔵品保管施設の問題について、同県知事による「明確なルールを決めたうえで、価値のあるものだけ残してそれ以外は廃棄処分することも含め検討せざるを得ない」といった発言が物議を醸している。民俗資料を保存することの意義や、その難しさについて民俗学者・加藤幸治が論じる。

INSIGHT

坂茂による「令和6年能登半島地震 被災地支援プロジェクト」が進行中。仮設住宅から仮設工房、瓦・古材回収プロジェクトまで

今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震。これに伴い、建築家・坂茂が代表を務めるNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)+ 坂茂建築設計は被災地支援プロジェクトを続けている。発生から約7ヶ月経過した現地の様子と合わせ、プロジェクトの一部を紹介する。

NEWS / REPORT

PREMIUM

野又穫の絵画はなぜ世界の人々を魅了するのか?

世界6エリアにスペースを持つ国際的なギャラリー「ホワイト・キューブ」が、野又穫の個展「Continuum」を開催中だ。昨年、東京オペラシティ アートギャラリーの個展で大きな注目を集めた野又にとって、ロンドンデビューとなる。

NEWS / REPORT

第76回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:ふたりの物語

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第76回は、フェルト製の缶詰などあらゆるものをつくり続ける村田美幸さんに迫る。