
服飾、精神、身体の衝撃と衝動。宮前義之×宮島達男×辻本知彦がつくりあげた「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」
2021年9月に発表された「TYPE-II Tatsuo Miyajima Project」の新シリーズが、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」から発表された。デザインチームを率いる宮前義之、現代美術家の宮島達男、そして、メインヴィジュアルでモデルを務めたダンサーの辻本知彦の3名に話を聞いた。
2021年9月に発表された「TYPE-II Tatsuo Miyajima Project」の新シリーズが、「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」から発表された。デザインチームを率いる宮前義之、現代美術家の宮島達男、そして、メインヴィジュアルでモデルを務めたダンサーの辻本知彦の3名に話を聞いた。
ARTS ISOZAKIを主催するアートプロデューサーの磯崎寛也の詩集『ソラリスの襞』。磯崎が師と仰ぐ現代美術家・伊藤公象が挿絵を担当した本詩集はいかに誕生したのか。ふたりに制作にいたる過程や、伊藤の活動が磯崎に与えた影響などについて話を聞いた。
兵庫県神戸市にある横尾忠則現代美術館が今年、開館から10年を迎える。数多くの展覧会を開催し、横尾忠則の様々な側面を見せてきた同館10年の歩みとこれからについて、前半は同館館長補佐兼学芸課長を務める山本淳夫にインタビュー。後半では、甲南大学文学部教授で元横尾忠則現代美術館学芸員の服部正と横尾忠則のメールインタビューをお届けする。
様々な語りのあり方と、その語りを紡ぎだす身体を想像する展覧会「語りの複数性」展が東京都渋谷公園通りギャラリーで開催されている。8名のアーティストが参加して「語り」を表現した同展のなかでも、川内倫子の写真絵本『はじまりのひ』を触図や「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」による鑑賞体験を経たテキストなどとともに展示している部屋は、本展を象徴する展示だ。この展示が目指したものを担当キュレーターの田中みゆきに聞くとともに、参加作家の川内と、本展覧会の取り組みとして目の見える人と見えない人により行われた『はじまりのひ』の読書会に参加した中川美枝子が、展覧会を通じて得たものを語る。
新千歳空港国際線ターミナルに直結する、「ポルトム インターナショナル 北海道」。浮世絵から現代工芸まで、アートに囲まれながら滞在できるホテルの魅力を紹介する。
2021年3月に始動した新ブランド「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイ ミヤケ)」。9月23日に「TYPE-II Tatsuo Miyajima Project」を発表し、京都に新たな路面店をオープンするなど大きな動きを見せる。デザインチームを率いる宮前義之と、プロジェクトをともに手がけ、ISSEY MIYAKE KYOTO|KURAで作品の展示も行う宮島達男の対談を取材した。
植物や自然と人間の関係性を問いながら、ペインティングを中心にドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたるメディアで作品を発表してきた平子雄一。平子のアトリエにて、作品のテーマや取り組む姿勢、これまで乗り越えてきた困難、自身の健康と制作の関係などについて話を聞いた。
今年2月にオープンした日本で2つ目のエスパス ルイ・ヴィトンとなる「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」のオープニング展覧会として開催されているジョアン・ミッチェルとカール・アンドレの2人展「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」。本展のうち、5月に新たに2作品が追加されたジョアン・ミッチェルについて、国立国際美術館上席研究員の安來正博が美術史の視点からその重要性を読み解く。
演劇の映像、資料などをデジタルアーカイヴ化し、配信や公開によって新たなマッチングを生み出すビジネスモデルの構築を目指す「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)」。舞台資料の収集を、舞台美術家たちに掛け合いながら行ったのが舞台美術家の伊藤雅子だ。伊藤に事業の概要と、プロジェクトの展望を聞いた。
アート・ディレクター、デザイナーとして世界を舞台に活躍した石岡瑛子(1938〜2012)。その世界で初めてとなる大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が東京都現代美術館で開催されている。この展覧会についてミュージシャンであり役者も経験しているコムアイが、担当学芸員の藪前知子に話を聞いた。
2020年10月25日、石川県金沢市に東京国立近代美術館工芸館が、国立工芸館という通称を新たに携え移転開館した。その名が表す通り、工芸を専門とする唯一の国立美術館だ。現在、開館の第一弾を飾る展覧会「工の芸術—素材・わざ・風土」が開催されている(2021年1月11日まで)。
この春、ひとつの歴史ある美術館が、これまでの地に別れを告げ、新天地に旅立つ。その美術館とは、東京国立近代美術館工芸館。40年以上にわたり、国内外の工芸を見つめ、支え続けた美術館だ。現在、この東京で最後の展覧会「パッション20 今みておきたい工芸の想い」が開催されている。工芸における「パッション」とはいったいどのようなものなのだろうか──。
1952年開館のブリヂストン美術館を前身とする東京・京橋のアーティゾン美術館が、1月18日に開館する。最新技術を使った空間で古代美術から現代美術までを広く展示する、新しいミュージアムの誕生だ。学芸員に聞いた目指す美術館像、施設の注目ポイントと、開館記念展について紹介する。
日本を代表する百貨店である伊勢丹新宿店。そのメンズ館が、じつはアートに満ちた館であることをご存知だろうか? 今年2月、同館には新たにギャラリー「ART UP」が誕生。館内4ヶ所には複数のアーティストが参加するアートスポットが生まれるなど、まさに「アートの館」へと生まれ変わった。なぜ伊勢丹新宿店メンズ館はアートに注力するのか? その背景と探るとともに、見るべきポイントをお届けする。
果実や寝具、器などをモチーフに、静謐で写実的な絵画を手がけてきた画家・伊庭靖子。自身にとって10年ぶり、東京の美術館では初となる個展「伊庭靖子展 まなざしのあわい」が、東京都美術館で開催中だ。立体視を用いた映像作品など初の試みも多く展示される本展で、伊庭は何を見せようとしているのか。批評家の菅原伸也が聞いた。
2019年秋の開業を目指して、現在建て替え工事の進む渋谷パルコ。その工事仮囲いを舞台に一昨年10月より始まった『AKIRA』アートウォール・プロジェクトの最終章となる第3章が、2月28日より展開されている。『AKIRA』の作者・大友克洋とコラージュアーティスト・河村康輔の協働によるこの試みは、昨年グッドデザイン賞を受賞。再開発地区における斬新なイメージの実験として注目を浴びている。今回は、企画を主導したパルコ・エンタテインメント事業部の小林大介に、ポップカルチャーと都市の関係に関する研究や展示キュレーションで知られる明治大学准教授の森川嘉一郎が話を聞いた。
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が2018年に創設した現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award」(TCAA)の第1回受賞者が風間サチコと下道基行に決定。 授賞式と受賞記念シンポジウムが4月21日、東京都現代美術館で行われた。このアワードの特徴や選考のポイント、そして「中堅アーティスト」を取り巻く情報まで、幅広い議論が展開された本イベントの様子をレポートでお届けする。
日本を代表する美大のひとつ、武蔵野美術大学。ここに2019年4月、新たな学部と大学院として造形構想学部と造形構想研究科が誕生する。既存のデザイン教育とは一線を画すカリキュラムを有するこの試みは、何を目的としているのか? ビジネスにおけるアート・デザインの重要性を説くコンサルタント・山口周と、同学部の教授に着任する“理解のデザイナー”であるインフォメーションアーキテクト・長谷川敦士がその意義を語り尽くす。
2017年度エミー賞で10部門にノミネートされた『ジーニアス:世紀の天才アインシュタイン』に続く、ナショナル ジオグラフィック製作のオリジナル・ドラマ『ジーニアス』シリーズの第2弾『ジーニアス:ピカソ』が7月29日より放送される。今回のテーマは、20世紀を代表する世界的な天才画家パブロ・ピカソ。芸術を愛し、女性を愛し、自由を愛したピカソについて、ピカソと出会ったことで「画家宣言」を行った横尾忠則が語り尽くす。