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地域レビュー(北陸甲信越):尺戸智佳子評「シーラカンス開館10周年 武士郎の多相世界」(シーラカンス 毛利武士郎記念館)/「小林千紗のガラス−ゆれる呼吸−」(Gallery O2)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では尺戸智佳子(黒部市立美術館学芸員)が、彫刻家・毛利武士郎の制作や人間像を捉え直した「シーラカンス開館10周年 武士郎の多相世界」(シーラカンス 毛利武士郎記念館)と、ガラスを素材に呼吸を具現化する作家・小林千紗「小林千紗のガラス−ゆれる呼吸−」(Gallery O2)の2展を取り上げる。

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地域レビュー(関西):武澤里映評「松本奉山ー水墨画で世界を描くー」(大阪大学総合学術博物館)、「国際的非暴力展#SUM_MER_2025」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では武澤里映(兵庫県立美術館学芸員)が、海外で活躍しながらもその評価の根幹にあるオリエンタリズム的な視点を慎重に排除して紹介する「松本奉山ー水墨画で世界を描くー」(大阪大学総合学術博物館)と、「非暴力」という言葉の射程への問いが喚起される「国際的非暴力展#SUM_MER_2025」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)の2展を取り上げる。

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地域レビュー(東海):河村清加評「Make It Visible 完・未完」「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」「岐阜駅前繊維問屋街博物館 駅でめぐる、1945 から 2025。」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。河村清加(浜松市鴨江アートセンター)が、東海地方で開催された展覧会のなかから3つの展覧会を取り上げる。移り変わる物事に訪れる終わり、そしてはじまり。そのような揺れ動きに対して、ミュージアムはどのような存在となりうるのだろうか。

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鑑賞者、出荷準備完了。田村正資評「ナイル・ケティング Blossoms-fulfilment」展

寺田倉庫がTokyo Gendaiと連携し、天王洲で開催した「TENNOZ ART WEEK 2025」。その目玉のひとつとして、寺田倉庫G3ではナイル・ケティングが日本で約10年ぶりとなる大規模な作品《Blossoms – fulfilment》を発表した。展覧会の「鑑賞(者)」に着目したパフォーマティブ・インスタレーションを、哲学者・田村正資がレビューする。

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地域レビュー(関西):大槻晃実評「美術の歴史と歴史の美術」(和歌山県立美術館)、茨木市立キリシタン遺物史料館 常設展示

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では大槻晃実(芦屋市立美術館学芸員)が、「美術」と「歴史」という普遍的テーマを作品を通じて問い直した展覧会「美術の歴史と歴史の美術」(和歌山県立美術館)と、国家による宗教統制の歴史を現代に伝える茨木市立キリシタン遺物史料館の2展を取り上げる。

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銃後の女性たちからとらえる「戦争の空気」。能勢陽子評「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」、「爆心へ」

戦後80年の今年、日本各地では戦争を題材にした展覧会・アートプロジェクトが多く開催された。そのなかから、「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」(東京国立近代美術館)およびコレクティブ「爆心へ」の試みをレビュー。銃後の女性に着目し、戦争をめぐる新たなナラティブについて考える。

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地域レビュー(東京):山﨑香穂評「野村在 どうしようもなくかけがえのない」、「クリスティーン・サン・キム」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、山﨑香穂(東京都写真美術館学芸員)が今年7月から9月にかけて東京で開催される展覧会のなかから、「野村在 どうしようもなくかけがえのない」、「MAMプロジェクト033:クリスティーン・サン・キム」を取り上げる。2つの展示から、「聞く」以外の行為による「音」との対峙について考察する。

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地域レビュー(四国):塚本麻莉評「SHORES」、「Many Years / Marugame(千年万年)」 、「猪熊弦一郎博覧会」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)が四国で開催された展覧会のなかから、3つの展覧会を取り上げる。竹崎和征と猪熊弦一郎の作品から、作家の死後、その存在と作品の継承を考える。

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地域レビュー(関東):柴山陽生評「アーティストとひらく 戸田沙也加展 沈黙と花」、「Collecting a Sky ―風景を渡る糸―」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、柴山陽生(横浜国立大学)が関東圏(東京を除く)で開催された展覧会のなかから、2つを取り上げる。戸田沙也加と小林万里子、アンドレア・マイヤーズによる作品から、人間と植物、そして環境とのつながりを考察する。

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地域レビュー(東京):黒沢聖覇評「考土 code -奄美-」、「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、黒沢聖覇(キュレーター)が奄美大島の泥染を起点とした展覧会「考土 code -奄美-」(Mikke Gallery)と、オーストラリア先住民女性アーティストの表現を取り上げた「彼女たちのアボリジナル・アート」(アーティゾン美術館)の2展を批評的に取り上げながら、場所固有の伝統や記憶が、東京という都市空間においていかに再解釈されるのかを探っていく。

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と〈とも〉に半島へ 椹木野衣評「SIDE COREとともに『能登半島に行く』」「SIDE COREとともに『野焼き』」

石川にある金沢21世紀美術館が主催する「AIR KANAZAWA」に招聘されているSIDE COREが、同アーティスト・イン・レジデンスの成果報告プログラムとして開催した「SIDE COREとともに『 能登半島に行く』」「SIDE COREとともに『野焼き』」を美術批評家・椹木野衣が評する。能登半島で経験したビジティングプログラムを発端に生まれた「つながり」について椹木が考察する。

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インテリジェントな建築家たちの「通常営業」。第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展レビュー

2025年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、「Intelligens. Natural. Artificial. Collective.」というテーマのもと開催中。MIT教授カルロ・ラッティによるキュレーションは、AI時代の建築の可能性と限界を見せるものだったが、果たしてそこに未来はあったのか。エイドリアン・ファベル(社会学者/現代美術の批評家)と田村将理(建築・都市研究者)が今年のビエンナーレをレビューする。

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私たちを進化させる過去に内在する未来。畠中実評 足立智美「古い未来の楽器と新しい昔の楽器(と文字)((人工知能による))」

MISA SHIN GALLERYで開催された、足立智美の個展「古い未来の楽器と新しい昔の楽器(と文字)((人工知能による))」(2025年3月29日〜4月26日)を畠中実がレビュー。現実世界では目にしたことがないような不思議な形状を持つこれらの楽器は、生成AI(人工知能)を介してイメージが制作されている。足立によるこの試みはいったい何を意図しているのだろうか。

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地域レビュー(東京):齋木優城評「小宮りさ麻吏奈 CLEAN LIFE クリーン・ライフ」、「鄭梨愛 私へ座礁する」、「チェン・チンヤオ 戦場の女」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、齋木優城(キュレーター)が今年6月から8月にかけて東京で開催される展覧会のなかから、3つの展覧会を取り上げる。それらはいずれも、「他者」とともに生きるとはどういうことか、美術の実践を通して私たちに問いかけるものとなった。

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地域レビュー(東京):石田裕己評「TOPコレクション 不易流行」「光の中で眠る」

ウェブ版「美術手帖」にて新たに始動した、地域レビューシリーズ。本記事は、パフォーマンス作家/アートライターの石田裕己が今年4月から6月にかけて東京で開催された展覧会のなかから、「TOPコレクション 不易流行」と藤中康輝『光の中で眠る』を取り上げる。本展覧会とパフォーマンス/インスタレーションより、「断絶」の感覚が明らかにすることについて考察する。

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地域レビュー(東京):山﨑香穂評「細野さんと晴臣くん」展、「すずえり」展

ウェブ版「美術手帖」にて新たに始動した、地域レビューシリーズ。本記事は、山﨑香穂(東京都写真美術館学芸員)が今年4月から6月にかけて東京で開催された展覧会のなかから、「細野さんと晴臣くん」展と「すずえり」展を取り上げる。各展覧会より、アイデンティティの形成と女性としての生き方について考察する。

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地域レビュー(東京):原田美緒評「小林エリカ Yの一生 The Life of Y – ひとりの少女」展、「平山匠 ここがいい」展

ウェブ版「美術手帖」にて新たに始動した地域レビューのシリーズ。本記事は、原田美緒(東京都現代美術館学芸員)が今年4月から6月にかけて東京で開催された展覧会のなかから、小林エリカと平山匠による2つの展覧会を取り上げる。芸術は、いかにして語られざるものに光を当てるのか──その問いを軸に、鋭いまなざしが注がれる。

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