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ドイグやアブラモヴィッチら、第36回世界文化賞受賞者ら集う。「美術の重要性増している」【3/4ページ】

 建築部門に選出されたエドゥアルド・ソウト・デ・モウラは1952年ポルトガル生まれ。モダン建築と自然を融合させた建築を数多く生み出しており、その功績からもポルトガル建築界の第一人者としても知られている。

ブラガ市営競技場「エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ」 2003 Photo by Shun Kambe
© The Japan Art Association

 音楽部門を受賞したアンドラーシュ・シフは1953年ハンガリー出身。現代ピアニスト最高峰のひとりとして知られ、室内オーケストラの創設やピアノを弾きながらオーケストラを指揮する「弾き振り」を行うなど、多彩な表現活動が注目されてきた。

アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・バルカのコンサート 2025年3月21日
ミューザ川崎シンフォニーホール Photo by Taichi Nishimaki

 演劇・映像部門に選ばれたアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルは1960年ベルギー生まれの振付師/ダンサー。自身のカンパニー「ローザス」の芸術監督として、1980年代以降のコンテンポラリー・ダンス界を牽引してきた人物だ。

ワンス 2002 ©︎ Herman Sorgeloos Courtesy of Rosas

 また若手芸術家奨励制度の対象団体に選ばれたナショナル・ユース・シアター(NYT)は1956年のロンドンにて設立。ダニエル・クレイグやヘレン・ミレン、コリン・ファースなど、のちに有名となる俳優を数多く輩出してきたことでも知られている。