会場は4階からスタートする。このフロアでは内藤による学生時代の作品から代表作までが並んでおり、建築模型や設計図、そして「赤鬼」と「青鬼」による会話から、内藤の経歴や思考の流れ、そして人物像までが垣間見えるような内容となっている。


ちなみに、2年前の大規模回顧展で内藤は、「赤鬼」と「青鬼」についてそれぞれ「赤鬼(情熱、逸脱、放蕩)」「青鬼(論理、堅実、緊縮)」であると語っていた。これはプロジェクトを手がける際に内藤の頭のなかで行われる葛藤でもあり、プロジェクトごとに繰り広げられるリアルな会話が、コミカルに繰り広げられるのも本展における魅力のひとつと言えるだろう。
ほかにも、いくつかのプロジェクトに関するインタビュー映像も会場内で新たに上映されているため、こちらも注目してほしい。






















