いまや多くのブランドが行うアーティストとのコラボレーション。その歴史の切り開いたのもルイ・ヴィトンだ。アーティスト・コラボレーションの扉を開いたのは、マーク・ジェイコブス。彼は2001 春夏コレクションでスティーブン ・ スプラウスと手を組み、モノグラムに大胆なグラフィティを施したアイテムを生み出した。


また03年には村上隆とコラボレーションし、モノグラム ・ マルチカラー、アイラブ ・ モノグラム、モノグラム ・ チェリーブロッサムといった新たな再解釈を次々と発表。アート界とファッション界の両方に衝撃をもたらした。
さらに12年には、草間彌生がバッグやアクセサリー、プレタポルテ、シューズに加え、ショーウィンドウにも自身のアーティスティックなシグネチャーを融合。23年には2度目のコラボレーションを果たしたことは記憶に新しい。


いっぽう、キム・ジョーンズは17年にシュプリームとコラボ。ラグジュアリーとストリートウェアという前代未聞の出逢いを実現させた。こうしたコラボレーションの結実が、天井まで鏡で覆われた無限に広がる空間に凝縮している。




















