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「超 国宝-祈りのかがやき-」(奈良国立博物館)開幕。これまでにない国宝展【3/7ページ】

奈良博誕生

 第二章は、 奈良博誕生に大きく関わった奈良博覧会に関係する作品・資料を展覧するセクションとして興味深い。

展示風景より

 奈良では1875年から18回にわたり東大寺で「奈良博覧会」が開かれ、これが東博、そして奈良博の開館へとつながった。ここでは、奈良博覧会で主要作品となっていたとされる《八雷神面》(室町〜江戸時代)をはじめ、片山東熊が設計した帝国奈良博物館本館(現・仏像館)の貴重な図面、奈良博覧会の巨大な立札などが並ぶ。

展示風景より、《八雷神面》(室町〜江戸時代)
展示風景より、《奈良博覧会立札》(明治時代)
展示風景より、重要文化財《内匠寮奈良博物館建築工事図面》(1890〜94)
展示風景より、2025年に国宝に指定された東博所蔵の《伎楽面 呉広》(飛鳥時代)

編集部