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「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」(千葉市美術館)開幕レポート。絵本づくりの裏側をのぞく楽しみ

千葉市美術館で、ブラチスラバ世界絵本原画展の出品作品を紹介する企画展「開館30周年記念展 ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」が開幕した。会期は5月18日まで。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より

 千葉市美術館で、企画展「開館30周年記念展 ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」が開幕した。会期は5月18日まで。なお、本展は喜多方市美術館(2024年10月12日〜11月17日)からの巡回で、千葉会場のあとも足利市立美術館(5月24日〜7月6日)、うらわ美術館(7月12日~8月31日)、横須賀美術館(9月13日~11月3日)、 砺波市美術館(11月15日〜2026年1月12日)へと巡回する。

展示風景より、ダニ・トゥレン《一等車の旅》

 BIBの通称で親しまれる「ブラチスラバ世界絵本原画展(Biennial of Illustrations Bratislava)」は、スロバキア共和国の首都・ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールだ。

 本展は、2023年に開催された「BIB 2023」(第29回展)の受賞作品とともに、日本代表として選出された10組の作家の作品や制作における資料を展覧。加えて、作家へのインタビューなどを通して明らかとなった創作の背景を、関連作品および資料を交えて紹介するものだ。また、2005年からブラチスラバ世界絵本原画展を継続的に紹介してきた同館の歴史を振り返る展示にもなっている。

展示風景より、齋藤槙《おしりじまん》

 第1部では国際審査を経て選ばれた、世界各国の11人の受賞作品を一堂に展示している。その一部を紹介したい。

編集部

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