渋谷PARCOでアートの祭典「SHIBUYA PARCO ART DAYS」開催。尹苑の新作パフォーマンスやゴダールのアーカイブを用いた映像作品を公開【2/2ページ】

MESが仕掛ける一夜限りのアートナイト。戸川純らも出演

 11月4日には、アートウィーク東京との連携企画として「Art Week Tokyo × SHIBUYA PARCO ART NIGHT『REVOLIC -Revolution Holic/革命中毒』」を開催。新井健と谷川果菜絵によるアーティストデュオ・MESがキュレーターを務める。

「Art Week Tokyo × SHIBUYA PARCO ART NIGHT『REVOLIC -Revolution Holic/革命中毒』」
MES

 MESは2015年結成。現代美術とクラブカルチャーを軸に活動してきた。インスタレーションやパフォーマンスを制作するいっぽう、クラブシーンではレーザーVJとしても活動し、音楽やファッションなど様々なカルチャーと接点を持ってきた。

 今回のアートナイトでは、MESのキュレーションのもと、DJやVJ、パフォーマーらが集結。出演者には、戸川純とおおくぼけいによるデュオ「戸川純 avec おおくぼけい」らが名を連ねる。クラブカルチャーと現代美術の双方に関わってきたMESが、音楽や映像、パフォーマンスを横断する一夜限りのイベントを展開する。

「レイ/RE-I」

 また、4階のPARCO MUSEUM TOKYOでは、MESの個展「レイ/RE-I」が開催されている。会期は11月16日まで。本展では、零、霊、冷、Ray(光線)、レイヤーなど、「レイ」という音が持つ複数の意味を重ね合わせながら、変化を続ける渋谷の街と、そこに潜む歴史を映像インスタレーションやパフォーマンスを通してとらえ直す。11月8日には、同展の関連企画としてChim↑Pom from Smappa!Groupとのトークイベントも予定されている。

今村文やChiMyの展示も。館内各所に広がるアートプログラム

 11月5日には、HERALBONYとカルチャー誌『BRUTUS』による「ART & MUSIC SESSION『あふれて、うつる。』」も開催される。

「ART & MUSIC SESSION『あふれて、うつる。』」ビジュアル

 HERALBONYは、国内外の主に知的障害のある作家と協働し、作品を用いた商品開発や企業とのコラボレーションなどを通じて、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指す岩手県発のブランドだ。本企画は『BRUTUS』によるHERALBONYの特別編集号の刊行を記念したもの。昼の部ではHERALBONY契約作家のmarina、青木慎太郎、赤池僚也によるライブペインティングと、音楽家mabanuaのライブパフォーマンスが行われる。夜の部では、昼の制作によって生まれた作品が残る空間で、DJ NORIとMUROによるユニット「CAPTAIN VINYL」が出演するレセプションパーティを開催する。

「花言葉」メインビジュアル

 館内のギャラリーやショップでも、多様な展示が開催される。2階のOIL by 美術手帖では、今村文によるプロジェクト「花言葉」を10月30日〜11月23日に開催。かつて読んだ童話に登場する、話すたびに口から花や真珠がこぼれる魔法に着想を得た小さな花のインスタレーションや、半透明のグラシン紙を用いたコラージュ作品などを紹介する。

 また、8階の「ほぼ日曜日」では、フードスタイリスト・飯島奈美の20年にわたる仕事を振り返る「『深夜食堂』と『かもめ食堂』展」を開催中。映画やドラマに登場する料理の写真や、実際の撮影で使用された美術セットの一部などを展示する。

「お前へのアンチテーゼ」メインビジュアル

 さらに、ZERO GATE地下1階のNONLECTURE books/artsでは、イラストレーターでありDJとしても活動するChiMyの個展「お前へのアンチテーゼ」を11月6日〜11月15日に開催。日常や社会のなかで抑え込んできた感情を、ドローイングと言葉を通して表現する。

RAREMETAL 26 WINTER COLLECTION「Knowledge」POP UP メインビジュアル

 同会場では、本イベントのキービジュアルを手がけた永戸鉄也によるプロジェクト「RAREMETAL」のポップアップストアも11月4日〜11月15日に展開。新作アパレルコレクション「Knowledge」やZINEレーベル「IRUBOOKS」の刊行物に加え、「コンポジシオン(未完と即興性)」をテーマとした新作コラージュ作品も発表される。

 身体と社会の関係を探る新作パフォーマンスから、映画監督の記憶を再構築する映像、音楽と視覚表現が交差するアートナイトまで。ジャンルの異なる表現が「呼応」する5日間が、渋谷PARCOを舞台に展開される。

編集部

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