グランプリは個展開催の権利。若手クリエイターを発掘する第22回「1_WALL」が11月よりオンラインでのエントリー開始

東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する、若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」 。22回となるこの公募展のオンラインでのエントリー受付が、グラフィック部門は11月25日より、写真部門は1月13日よりスタートする。

フライヤー

  新たな表現を探求する若き才能の発掘を目的とした、35歳以下のクリエイターを対象としたコンペティション「1_WALL」。これまでに横田大輔、寺本愛、関川航平、佐藤麻優子らがグランプリを受賞してきたこのコンペティションは年2回開催され、今回で22回目を迎える。

 グランプリ受賞者には、約1年後のガーディアン・ガーデンでの個展の開催の権利と、個展制作費として30万円が支給される。作品の提出方法は、ポートフォリオの現物提出に加え、ウェブサイトからのオンライン提出も可能なため、様々なメディアの作品が応募可能となる。

前回の「1_WALL」グラフィック部門の一次審査の様子。左から審査員の都築潤、菊地敦己、保坂健二朗、上西祐理、長崎訓子

 オンラインでのエントリー受付期間は、グラフィック部門が11月25日~12月20日、写真部門は2020年1月13日~2月7日。応募受付期間は、グラフィック部門が11月25日~12月20日(オンライン提出)、12月16日~20日(ギャラリー提出)、写真部門は2020年1月13日~2月7日(オンライン提出)、20年2月3日~7日(ギャラリー提出)。​

前回の「1_WALL」二次審査の様子

 本コンペティションの特色として、最終審査は一般公開形式となり、「1_WALL」展の会期中、展示作品と個展プランについて公開プレゼンテーションを行う。その後、ポートフォリオ、展示作品、プレゼンテーションの3要素をもとに審査を行い、審査員の議論を経てグランプリ1名が決定する流れだ。

 今回のグラフィック部門の審査員は、アートディレクター/グラフィックデザイナーの上西祐理、グラフィックデザイナーの菊地敦己、イラストレーターの都築潤、イラストレーターの長崎訓子、東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗の5名。

 写真部門の審査員は、美術批評家の沢山遼、グラフィックデザイナー/美術家の田中義久、写真家の野口里佳、赤々舎代表取締役 ディレクターの姫野希美、東京国立近代美術館主任研究員の増田玲の5名が務める。

 5年後、10年後を見てみたくなるような、 可能性を持つクリエイターの作品を求めているというこのコンペティション。11月からのオンラインエントリーに向け、準備を進めてはいかがだろうか。

前回の「1_WALL」展の様子

編集部

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