「世界のアーティストの文化交流の場となるハブ(拠点)の形成」「世界のグローバルアーティストとなる人材の発掘」「世界のアーティストによる次世代に向けた新たなアートの創出」の3つをコンセプトに掲げるアートオリンピア。前回は52か国から4186点の応募を集め、展覧会には約1万人が来場するなど、アート界に大きなインパクトを与えたのは記憶に新しい。
第2回の本年は、日本と海外の2拠点で作品を募集。一次審査を通過した作品が東京に集結し、最終審査が行われる。審査員は千住博(画家)、建畠晢(多摩美術大学学長)、遠藤彰子(武蔵野美術大学教授)、保科豊巳(東京藝術大学副学長)、岡部あおみ(キュレーター)、ブレット・リットマン(ドローイングセンター所長)、キャラ・ヴァンダー・ウェグ(ガゴシアンギャラリー
ディレクター)、曲徳益(国立台北芸術大学関渡美術館館長)、フローレンス・ドリュー(ポンピドゥーセンターキュレーター)、シモン・ンジャミ(キュレーター)といった国内外の第一線で活躍するメンバーが名を連ねる。賞金は、全応募者の中から、金賞(12万ドル、約1400万円)、銀賞(3万ドル、約340万円)、銅賞(2万ドル、約227万円)とトロフィーが与えられる。他に類を見ない高額賞金もアートオリンピアの特徴の一つだ。
また、アートオリンピアでは公平性・透明性を確保するため、審査に点数制を採用しており、全応募者に点数と順位が通知されるとともに、若手アーティスト支援として前回同様「学生部門」を設置する。
募集作品は日本画、油彩画、水彩画、版画、写真などの平面作品で、募集締切は4月3日。多彩な審査委員や独自の審査方法を持つアートオリンピア。この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。